星の数ほどある仮想通貨から国内の金融庁認可のの仮想通貨、つまり、日本で認められている仮想通貨について記事を書いていくシリーズです。
本日は「COMSA(コムサ)」について記事にしたいと思います。
https://www.fsa.go.jp/menkyo/menkyoj/kasoutuka.pdf
※金融庁認可は2018年9月段階。今後、変更の可能性もあることはご了承ください。
COMSAの基本情報
名前:COMSA(コムサ)
通貨コード:CMS(CMOSA〔XEM〕、COMSA〔ETH〕)
発行上限:上限なし
ホワイトペーパー: whitepaper
公式サイト:https://comsa.io/ja/
ツイッター:COMSA Japan(@comsadotio)さん | Twitter
Facebook:https://www.facebook.com/comsaio/
テレグラム:https://t.me/comsajapan
COMSAは出資額分のトークンが無制限に発行される仕組みになっています。
コムサのマイニングはありません。
COMSAとは?
COMSA(コムサ)」の名前の由来は、「Computer」の「Com」、鎖の「鎖(さ)」を組み合わせた造語です。
昨年、ICO(Initial Coin Offering – 仮想通貨発行による資金調達手法)での資金調達が大幅に増え、多くの企業がICOに興味を持ち始めています。しかし、その基本となるブロックチェーン技術の導入には、様々な問題がつきまといます。
その中の一つとしては、仮想通貨の法定通貨に対するボラティリティ(価格変動値)であり、会計上や監査上の様々なわずらわしさを引き起こしています。そして、期待とニーズに対応しきれていなかったのが最も大きな障壁となっていました。
つまり、現状のICOは、企業さんが使いにくい状況です。
これら課題をまとめて解決し、ICOを的確になしとげ、ブロックチェーン技術を実際のビジネスや経済に組み込んでいく総合的なソリューション(解決すること)がCOMSAです。
つまり、COMSAの役割は以下と覚えておくと良いでしょう。
COMSAを株の世界で例えると以下のようになります。
COMSA=ICO=ネット上で資金調達すること≒IPO
COMSAトークン(単にCOMSAとも言う)=株(ただし通貨)
ZAIF=仮想通貨取引所≒東京証券取引所
CMOSA〔XEM〕とCOMSA〔ETH〕の違い
COMSAにはNEMとETHの2種類がありますが、違いはなんでしょうか?正解はどのブロックチェーンを使っているかの違いだけです。
CMOSA〔ETH〕・・・イーサリアムのブロックチェーンを利用している
仮想通貨のブロックチェーンを使ったものを正式にはトークンと呼びます。
ETHが一般的ですが、COMSAのテックビューロはNEMに力をいれていますので、ネムのブロックチェーンを使ってトークンをつくってみたと言って良いでしょう。
ICOで100億円以上を調達
COMSAは、2017年第4世紀に100億円以上の資金を集めたICOとして話題になりました。
COMSAはどうなった?ICO案件や現状
現状ではCOMSAのICOは1度も行われたことがありません。(2018年9月段階)
以下のようなCOMSA(コムサ)のICO案件は、再検討、または中止になっています。
COMSAに関する一連の経緯につきまして – 株式会社CAMPFIRE
メタップスの時間取引所『タイムバンク』がテックビューロの『COMSA』でICOの実施を検討開始 | COMSA
COMSAのICOが行われない背景として、昨年、バブルでICOが簡単に資金調達ができたことから詐欺まがいのICOが乱立し、現在の日本のICOに対する情勢が非常に厳しい状況にあります。
よって、環境が整うまで当面見送りの状況となっています。
すなわち、現状のCOMSAは使い道がないものになっています。
COMSAの将来性
COMSAの将来性について記載しています。
長期ホールドは、他の仮想通貨以上に忍耐が必要になると思います。
現状ではCOMSAが大輪を咲かすには非常に時間がかかりそうだという印象です。
少なくとも国内外のICO環境が整わないことには開始することもできませんので話しにならないと思っています。
ICO案件
COMSAの将来性は、世界の(特に日本)ICOに対する情勢次第でしょう。
現在の開発は停止中の状態になっており、ICOに対する環境が整う前に無視して行っても国に取り潰されてしまうでしょう。
ICOの環境が整い、COMSAのICOが始まらない限りは、現状のような使い道のない投機商品になります。
記事作成段階ではICO案件が1つもない、ただの投機商品です。
COMSAで儲かるという人もいるでしょうが、企業さんのICOが始まってもすぐに大きなリターンが得られることはないでしょう。
なぜなら、ICOで資金調達した企業が成果を出す必要があるからです。
そして、もともと自力で資金調達ができる有力な会社がいきなり新しいCOMSAを使う可能性は低いでしょう。
よって、COMSAが大きく価値を上げるとしても数年はかかると思います。
しかし、金融庁に既に認められている日本初のICOプラットフォーム。
情勢が整えばCOMSAのICOが頻繁に行われる可能性があります。
COMSAのICO案件に関しては、不明です。
テックビューロHDについて

Zaifのハッキング事件でCOMSAを運営しているテックビューロ・ホールディングス(HD)への信用が大きく落ちたのは間違いありません。
なぜなら、COMSA運営のテックビューロHDは、Zaifを運営していたテックビューロの経営陣と同じだからです。
▼Zaifを運営していたテックビューロ社の経営陣
▼COMSAやmijin開発のテックビューロHDの経営陣
つまり、COMSAには常にハッキング被害にあったZaifを運営していたメンバーが関わっているというレッテルを貼られるわけです。
従って、今後、フィスコが運営する事になるZaifトークンはともかく、COMSAやmijinが信用されるにはイメージ的な問題もあります。
経営陣が一新でもされない限りは信頼を回復するために相当な時間がかかると思います。
COMSAの価格・相場チャート
初値は1COMSA=1ドル。
昨年はバブル状態のために一時期1COMSAが4ドル付近まで上昇しました。
2018年9月17日、1COMSA=0.12ドルほどを推移していました。
プレセールからガチホ状態であれば、1/10ほどに減っています。
COMSAはチャートを見ての通り、ずっと値下がり続けています。
▼CMOSA〔XEM〕チャート
https://coinmarketcap.com/currencies/comsa-xem/#charts
▼CMOSA〔ETH〕チャート
https://coinmarketcap.com/currencies/comsa-eth/
COMSAを購入するならZaif
COMSAは、仮想通貨取引所Zaifで購入できます。
ログインした後、取引画面からCOMSAを選びます。
・ CMS:ETH/BTC
・ CMS:XEM/JPY
・ CMS:XEM/BTC
4種類ありますので、中から1つを選びます。
日本円で購入したい場合 ⇒ JPY
ビットコインで購入したい場合 ⇒ BTC
ZaifでCOMSAは円でもビットコインでも購入できます。
コムサには、NEM版であるCMS:NEMとEthereum版であるCMS:ETHが上場し、トークンの売買が可能になっています。
この違いはネムのトークンか、イーサリアムのトークンかという違いです。
CMS:ETHならマイイーサウォレットのようなイーサリアム専用のウォレットに移動させることも可能です。
COMSAのNEMとETHどっちがいいの?と言えば、トークンの利用者が多いETHの方だと感じていますが、テックビューロが力を入れているNEMのトークンと言うことでNEM派が多い印象です。

↑Zaifの口座開設方法はこちら
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