かにたまです。
国内仮想通貨取引所のコインチェックがアルトコインの1つであるQTUM(クァンタム)の取扱いを開始すると、昨日、正式にプレスリリースがありました。
コインチェック、QTUMを3月12日に開始
コインチェック(関東財務局長第00014号)は昨日の3月6日、QTUMの取扱いをプレスリリースで発表しました。
以下、詳細です。
■Qtumの取扱いについての詳細
通貨名:Qtum(クアンタム)
通貨コード:QTUM
取扱い開始日:2020年3月12日 12時頃(予定)
対象サービス:
・Coincheck(WEB)およびCoincheckアプリにおける送金・受取・購入・売却
・Coincheck貸仮想通貨(WEB)
参考:
Qtumの取扱い開始に関するお知らせ
https://corporate.coincheck.com/2020/02/25/89.html
■注意事項
・予定は予告なく変更となる可能性があります。
・取扱い開始直後は取引の集中により、価格が不安定になる恐れがあります。
・記載されている時間は全て日本時間です。
コインチェック新銘柄のQTUMとは?現在の傾向
ざっくりと説明するとQTUMは、ビットコイン(BTC)の強固性とイーサリアム(ETH)のスマートコントラクトを持つ、互いの通貨の良い所取りをした仮想通貨です。
QTUMには、ステーキングという仮想通貨ウォレット に資産を保有したままにして、ブロックチェーンのネットワークをサポート、本質的には、仮想通貨をロック状態にして報酬を得ることができる仕組みを持っています。

QTUMは個人単位でノードが立てやすい事もあり、ノード数はビットコイン、ETHに次ぐ世界3位。
ノード数が多いことは、ネットワークのサポート数が多く、それだけ強固性があるということです。
ここ最近、韓国がノードの割合を広げており、数はやや落ち込んでいます。(Qtumノードより)
ノード数は記事作成段階で2789でした。
かつてのバブル期は1位の中国だけで3000以上あり、物足りなさはありますが、それでも現在もなお世界3位であることには変わりません。
ちなみにBiTNODESでビットコインのノード数を見てみると、10,297存在しています。
ビットコインのノード数は2018年初のバブルのピーク期からだいぶ回復していますが、QTUMは市場が回復している段階でもやや落ち込んでいるので、そこは気になる点でもあります。
CMCでは36位に位置している仮想通貨です。

▲QTUMがどんなコインなのか?より詳しく知りたい方はご覧ください。

記事作成段階で時価総額も300億円程度でそこそこの資金が集まっていながらも、これからの伸びが期待できる通貨でもあります。
コインチェックでQTUMを売買するべき?注意点
個人的には、コインチェックでQTUMの売買はおススメできません。


なぜなら、コインチェックでのQTUMは販売所形式で売買され、見えない手数料が高いと予想できるからです。

ツールを使いコインチェックの見えない手数料を表示してみると、最近上場したXLM(ステラ)の売買手数料は常時3%以上あります。
つまり、1回の売買を往復するだけで6%以上の手数料が取られてしまい、それ以上の値上がりがなければ損をするわけです。
これは非常に大きいです。
QTUMも恐らくは、この程度の手数料になるでしょう。
そうであればコインチェックでのQTUM売買は選択肢から除外するべきです。
コインチェックでQTUM貸仮想通貨はあり
プレスリリースによると2020年3月12日から売買だけではなく、QTUMの貸仮想通貨も行うと記載されています。
貸仮想通貨とは取引所がかわりに行ってくれるステーキングのことで、預けた仮想通貨がその期間により増えていくというサービスのことです。
コインチェックでは現在、BTCや最近上場したXLM含め、全ての仮想通貨が以下のような利率です。
14日貸出で年率1.0%
30日貸出で年率2.0%
90日貸出で年率3.0%
365日貸出で年率5.0%
では他の海外取引所と比べてみましょう。
海外取引所でも仮想通貨を預けて増やすステーキングサービスは盛んです。
現在、世界一の仮想通貨取引所バイナンスでは推定年利6-8%です。
QTUM公式からステーキングサービスで紹介されているHyperPayでは5%、MYCOINTAINERでは10.75%ほどです。
全体的に海外に比べると多少年利は落ちますが、仮想通貨相場が安定しない中でステーキングにより保有して得られるインカムゲインが見込めて増えていく点は大きいです。

ビットコインの半減期が2020年の5月頃と近づいており、半減期前後の調整後、過去の歴史同様に大きく伸びていくことが期待できるからです。
現在ではなく、今後を考え、レジャーナノSに入れていてただ持っているだけなら、今のうちからコインチェックの貸仮想通貨サービスを使ってQTUMを増やしていくという方法は選択肢の1つとしてありだと思います。
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