本日は、コインチェック騒動後も楽観的な仮想通貨投資家に楽観が感じられる理由を5つほど記載したいと思います。良かったらご覧下さい。
コインチェック騒動、投資家は楽観的?
コインチェックから不正流出した仮想通貨の問題が広がっている。流出額は日本円で約580億円、被害者は全国26万人にのぼる。億万長者を夢見ながら多額の資金を預けていた投資家からは当然、怨さの声があがる。ただコインチェックが被害者への現金補償を打ち出した28日以降、意外な楽観論が台頭し始めた。仮想通貨の値上がりをあて込んだ投機熱は冷めるどころか、むしろ強まっている。
日経さんのネット記事で「コインチェック騒動、投資家に広がる意外な楽観 」という記事を見ました。確かに楽観的な印象がありますし、自分も楽観的です。そういえば何で楽観的なんだろう?と、その理由を考えてみたところ幾つかの理由が出てきました。そこで、記事にしてみようと思いました。
仮想通貨投資家に楽観が感じられる理由
激しい下落は何度も起きているから

ビットコインの歴史を調べている人がいれば理解できると思います。
上記事のように2017年の1月~9月末まででも5回の暴落が起きました。
その度に仮想通貨は終わったらしいのですが、全て復活しています。
そして、これは2014年にあったマウントゴックス事件後のチャートです。マウントゴックス以降は、ピークから80%以上もビットコインが落ちました。そして、約2年間ずっと低迷していました。
反転時は上の赤丸時です。急激に出来高が上がっているのがわかると思います。

そして、こちらが2011年のビットコインのチャートです。
この時も66円→1489円→169円に下落しました。この時は、過去最大の89%の下落になります。
仮想通貨はストップ高もストップ安もないので、行き過ぎて急落することは多々あります。
これは仮想通貨の過去の歴史を見れば明らかです。ゆえに大きく下がっても「またか」という楽観があります。
若い(未熟)だから
仮想通貨の熱狂を支えているのは若者です。実際、六本木などは仮想通貨で儲けた若者で賑わってるそうです。若いゆえに仮想通貨という不安視されているものでもリスクがとれます。リスクを負っても駄目だったらやりなおせます。
個人的には年齢はあまり関係ないと思いますが、若いほどリスクを受け入れられる傾向があるのは確かです。 インターネットバブル時も若者が中心だったと聞きます。
つまり、経験が浅いために市場の怖さを知っておらず楽観的というわけです。

騙されやすい人が多いのも金融リテラシーが低いからです。
タンス預金などの余剰金で投じた投資家が多いから
メディアさんでは、話題性という意味で生活資金を全て仮想通貨にぶち込むような人の記事が取り上げられますが、基本的には、タンス預金などの余剰金で仮想通貨を投じている人が仮想通貨を支えています。実際、先進国である米国、中国、韓国、日本などの豊かな国での仮想通貨の取引高が高いのが現状です。
生活に必要な額は使えませんが、余っているお金なら何を買っても良いわけで、仮想通貨は宝くじを買っているようなイメージです。駄目だったら宝くじが外れた感覚です。
昨年は億り人が数多く生まれましたが、初期資金が100万前後で開始した人が多いです。中には数万で始めた人もいます。
・FXで高レバレッジ
・有望ICOに初期投資した
小額で億り人になった人に共通しているのは、このどれかだと思います。

実際、66000倍上がった仮想通貨もあります。高校生の億り人もいるようですが、おそらくXPのような草コインを初期投資したと思われます。
実感がないから
仮想通貨の伸びは常識をはるかに超える伸び率だったので、まるで実感がありません。キツネにつままれたような感じになっています。昔のバブル時代はこんな感じだったのかな?という感じです。
11月の水準に戻っただけだから
ビットコインのチャートをみればわかりますが、今の状態では11月の水準に戻っただけです。
コインチェックでハッキングされたNEM(ネム)は昨年の2017年1月は1XEM0.4円でした。当時、ネムに100万円の投資額で今(1XEM=55円)でも約1.37億円です。
リップル(XRP)は、1.2億円(0.7円→84円)
エックスピー(XP)は、110億円です。(0.000005円→0.055円) もっとも当時の時価総額を見ると100万を投じた投資家はいないと思います。
昨年の2017年1月1日のデータはこちらで確認できます

昨年の2017年開始時でも現状くらいの下落では余力がある人が多いのも事実です。そして、それ以前の古参の方々は、日本円に換算すると相当な額を所持しているものかと思われますので更に余裕があるでしょう。
以上がパッと思いついたコインチェック騒動後の下落も仮想通貨投資家に楽観が感じられる5つの理由だと思っています。
僕自身もこの下落でまだ総悲観が見られないと感じており、まだまだ下がっていくかもしれませんが、上記の理由から落ちてもそれほど悲観する理由がありません。
ただ、年末に行き過ぎたものの、仮想通貨はこれからだと感じています。
上サイトを見るとわかりますが、仮想通貨の利用人口は爆発的に増えています。特に一部の発展途上国で急速に増えており、今年も昨年の日本や韓国のような新たな国で仮想通貨が熱狂すると感じています。
今年は価格よりも世の中で仮想通貨がどれくらい使える場所が増えるかが重要だと思っています。
現状は「億り人」という言葉などのように円がまだ基準になっています。これが例えばビットコインが基準になってくれば「億り人」ではなく、「100BTCコイナー」などの言葉になってもおかしくないはずです。
殆どの仮想通貨が現状で使える場所が殆どないため、仮想通貨の世界でも円基準での考え方がまだ根深いと思っています。
今年は仮想通貨のシェアを広げていけるような記事を書けたらと思っています。
すでに2月ですが、今年も宜しくお願いします。
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