かにたまです。
本日は仮想通貨のクラウドマイニングについて記事にしたいと思います。
クラウドマイニングとは何か?そのメリットやデメリット、現状について思うことや税金について記載します。
良かったらご覧ください。

マイニングに関しては、上記事をご覧ください。
一定時間内に発生した取引を確認する作業を行うことでビットコインの報酬を得ることができます。
マイニングに関して知っていることを前提で書いていきます!
クラウドマイニングとは?
クラウドマイニングは、みんなでお金を集めてマイニングを行うことです。
基本的には、マイニングを行っている会社(団体)に投資を行い、投資した額に応じてマイニング報酬を得ることが出来ます。

近年、上記事でも軽く触れていますが、仮想通貨のマイニング、特にビットコインは費用がかかり、個人で自宅などで採掘することは難しくなっています。
よって、みんなでお金を出しあってマイニングを行う「クラウドマイニング」が生まれました。

クラウドマイニングを行っている団体は「マイニングプール」などと呼ばれています。
クラウドマイニングのメリットとデメリット
メリット(利点)
専門知識や準備が不要で楽
クラウドマイニングの団体の主催がマイニングを行います。
よって、専門知識がなくても投資額を支払うのみで配当の受取が可能です。
マイニングの機材やなどの採掘を行うための準備も不要です。
電気代も投資代に含まれていますのでかかりません。

マイニングのためにはパソコンとかネット環境を整備する必要がありますが、自分自身で環境整備をするのではなく、他人任せにして自身は出資するだけとなります。
デメリット(欠点)
大損をする可能性もある

2018年の仮想通貨の暴落でGMOやDMMなどの大企業ですらマイニング事業で大赤字を出して撤退しているほどです。
よって、体力のない規模が小さいクラウドマイニング団体では、より厳しく、詐欺でなくても継続が難しくなって解散、投資した額が無駄になることもあります。
このように仮想通貨のクラウドマイニングは損する可能性もあります。
詐欺も多い
仮想通貨市場では、クラウドマイニングで投資を募り、そのままドロンと逃げてしまうという典型的な詐欺も起こっています。

この仮想通貨界隈は若く、投資経験が少ないのでどうしても詐欺に狙われやすいです。
ご注意下さい。
特に安定的な高い収益をキャッチコピーにして人を集めているようなクラウドマイニングサービスには注意して下さい。
仮想通貨取引所のあるDMMやGMOの大手ですら撤退したマイニング事業です。相場がグングン上がっているときは可能かもしれませんが、安定して高い収益を得ることは難しいのです。

波がありますので、安定した収益は無理があります。特に高い配当には注意してくださいね。これは仮想通貨に限らずです!
恐らく、給料がほぼ一定のために配当なども安定的にもらえると考える人がいると思うのですが、会社不景気でも赤字でも一定の給料がもらえるのは、会社がお金を普段から蓄えているからです。

実際、きつくなればリストラ、酷くなると倒産もあります。
逆を返すと、不景気の時に備えて蓄えているので、「いざなぎ景気」を超えても給料はたいして上がらないわけです。
現時点のクラウドマイニングは推奨できない理由
記事作成段階でクラウドマイニングは推奨できません。

なぜなら、上記事等でも記載していますが、今や仮想通貨のマイニングは損益分岐点付近に差し掛かり、DMMやGMOですら赤字で撤退しているように多くのクラウドマイニング事業が採算がとれないことにあります。
よって、投資しても赤字なので、古くからマイニングを行っていて利益を蓄えている所以外は撤退する羽目になります。

マイニング報酬の引き出しについて一定額に達しないと引き出せない制約がある所も多いので、何かと不便ですね。
代表的なクラウドマイニングプール
クラウドマイニングは推奨できませんが、こんな所もあるよー、という意味でご紹介します。
実際、僕はクラウドマイニングはやっていません。
ビットコインのものを例にします。

もし僕がマイニング事業に投資するならハッシュレートの高い所に投資します。
ハッシュレートはその仮想通貨の採掘力で高いほど大きな力を持っています。
ビットコインの場合は上図の円グラフのようになります。(2019年5月2日段階)
最新の状況は上のURLから確認できます。
もし、僕が投資するなら今のビットコインの相場でもハッシュレートが高い以下の3つから選ぶと思います。
なぜなら、下落相場でも採掘力が高くて生き残っている。
すなわち、それだけ体力があるからです。
・Poolin
・Antpool

BTC.comとAntpoolはジハン・ウーさん率いる中国に本社があるBITMAIN社のマイニングプールで、Poolinも中国のマイニングプールです。

ただ、これらの3つも中国が本格的なマイニングの規制にかかる可能性があり、決して安泰というわけではありません。
クラウドマイニングの税金について
投資額
投資額は、マイニング費用として経費にすることが可能です。
「こちら」などで税理士さんも述べているように、マイニングの収入を得るために必要なものなら経費にすることが可能です。
個人で行っているなら設備費や電気代なども経費計上できます。
詳細に関しては、そのクラウドマイニングの団体や税務署、国税庁などで相談して下さい。
損益
クラウドマイニングで利益がでた場合、税金として支払う必要があります。
なお、事業所得ではなく「雑所得」になります。
よって、損失の場合は、マイナス分は翌年に持ち越す損益通算ができません。
そのために法人化(※)して翌年以降に持ち越している方もいらっしゃいます。
(※)法人化すると仮想通貨の利益は雑所得ではなく、事業所得となり、損益通算ができます。また、2018年4月1日以降の赤字は最大10年間繰り越すこともできます。
税金の計算方法は国税庁の「こちら」の資料をご覧ください。
わからなければクラウドマイニングの団体や税務署、国税庁などで相談して下さい。
税金対策
20万円以上は利益確定をしない

サラリーマンの方など別の収益がある方は20万円、扶養の方は38万円までは税金がかかりません。よって、税金を払いたくない人は利益が日本円に換算して20万円以下になるように抑えましょう。
詳細は上記事をご覧ください。
個人事業主、法人化
個人事業主や法人化することで白色申告・青色申告は必要にはなりますが、様々なものが経費として計上することが可能になります。
日本の仮想通貨の税金は非常に高いことから、クラウドマイニングに限らず、利益が大きい方は対策はしておくと良いですね。
仮想通貨のまま長期保有

クラウドマイニングで得た仮想通貨を日本円に換金しなければ税金を支払う必要はありません。
仮想通貨のままで長期保有のいわゆるガチホは有効です。
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