かにたまです。
本日は、執筆段階(2019年6月2日)で時価総額31位にランクインしている仮想通貨である「チェーンリンク(Chainlink/LINK)」について記事にします。
Chainlink(LINK)とは何か、特徴や将来性、価格チャートやについて記事にします。
良かったらご覧ください。
Chainlink(LINK)とは?概要
通貨名:Chainlink(チェーンリンク)
通貨コード:LINK
公開日:2017年6月27日
発行枚数:350,000,000枚(3.5億・2019年6月2日段階)
発行上限:1,000,000,000枚(10億)
CEO:Sergey Nazarov(セルゲイ・ナザロフ)
開発:SmartContract(米国)
公式サイト:https://chain.link/
Chainlink(チェーンリンク)の説明を見ると、公式には以下のような記載があります。
スマートコントラクトは、集中型デジタル契約がすでに価値を提供することに依存しているデータフィード、イベント、および広く受け入れられている支払い方法と連携する必要があります。
複雑なスマートコントラクトに必要なビルディングブロックを重要なインプットとキーアウトプットの形で提供することで、トークン化を超えた次世代のスマートコントラクトが主要な形のデジタル合意になることを可能にしようとしています。
何のこっちゃという話ですが、Chainlinkを使用するとスマートコントラクトを最大限に活用することができる。ということです。
Chainlink(チェーンリンク)は、イーサリアムの規格としたERC20トークンの1つです。

イーサリアム(ETH)をお母さんだとすると、ERC20トークンは子供のような仮想通貨です。
スマートコントラクトに必要なインプットとアウトプットを結び付ける役割を持っています。
上図のように、間にChainlink(チェーンリンク)を含ませることで仮想通貨や様々なサービス等を結びつけることができます。

具体的には、上図のようにビットコインをPaypalやVISAカードに移動させたりすること(資産の移動)が可能になるわけです。
CEOはSergey Nazarov(セルゲイ・ナザロフ)氏でニューヨークのベンチャーキャピタル会社(ハイリターンを狙う投資会社のこと)であるFirstMark Capitalでキャリアをスタートし、2011年に暗号通貨市場に参加することを決め、退社しています。
Chainlink(チェーンリンク)の特徴
スマートコントラクトの問題を解決
現状のスマートコントラクトの問題は、スマートコントラクトが自分自身でデータにアクセスできないということです。
開発者が選択したスマートコントラクトの実装を開始すると、接続性の問題が発生します。
そこで、スマートコントラクトを機能させるために単一ノードを繋いで接続するわけですが、単一障害点という問題が起こります。
つまり、その単一箇所が働かないと、システム全体が障害となってしまうわけです。

接続するノード自体が働かなくなってしまうと、スマートコントラクトのバグとなり、システム全体が問題になるわけです。

そこで、Chainlink(チェーンリンク)を利用します。
Chainlink(チェーンリンク)の分散型オラクルネットワークは、スマートコントラクト自体と同じセキュリティ保証が提供されています。
複数のChainlink(チェーンリンク)が同じデータを評価できるようにすることで、あらゆる障害点を排除し、安全性、信頼性、信頼性の高いスマートコントラクトの全体的な価値を維持します。

Chainlink(チェーンリンク)を使うことでビットコインのように分散型でデータを皆で共有するので、1つに問題が起こっても大丈夫というわけです。

取引所で売買されているLINKトークンは、この際の使用手数料として使われたり、ノードオペレーターに対する報酬として使われています。
Chainlink(チェーンリンク)の将来性
記事作成段階の現状(2019年6月)では期待が先行している感は否めません。
ただし、この仮想通貨は狙っている市場の規模が非常に大きいです。
現状の国際送金のトップであるSWIFTとも検証実験を行っており、時価総額もRippleの2%以下と伸びしろは非常にあります。
また最近ではイーサリアムのメインネットに採用されています。
この通貨は、お金や金融、支払い、保険、エンタープライズシステム(クラウド・データベースなど)、サプライチェーン(品質管理・貿易)、公共事業(ネット、水、エネルギー)、ギャンブル、政府、認証、AIなど様々な分野で活用が期待できます。
開発陣も優秀であり、非常に将来の期待が持てる仮想通貨の1つであると感じています。
SWIFTと提携
画像はCoindiskより
2017年、1978年から毎年開催されている国際会議でトロントで開催されたSwiftのSibosカンファレンスで、5つの主要金融機関の支援を受けて構築された新しい概念実証(PoC)が正式に発表されました。
この仕組みにChainlink(チェーンリンク)が利用されています。
SWIFTは、”Society for Worldwide Interbank Financial Telecommunication”の略で、日本語では「国際銀行間金融通信協会」と呼ばれています。
SWIFTは、いわずと知れた現在の国際送金システムを一手に担っています。
仮想通貨界では一部リップルのライバルと言われていますが、規模が全く違い、SWIFTは非常に大きいです。(1000兆円規模)

しかし、現在、仮想通貨Ripple(リップル)などの台頭でその座が少しずつ脅かされています。
そこで、Chainlink(チェーンリンク)のようなブロックチェーンの仕組みを取り入れて提携し、少しずつ検証実験を行っているわけです。
まだ実験段階で現時点でSWIFTがChainlink(チェーンリンク)を国際送金として採用されているわけではありませんが、将来的に採用されるとトンでもない規模になる可能性はあります。
イーサリアムのメインネットで採用

最近、Chainlink(チェーンリンク)がイーサリアムのメインネットで採用されました。
これは本当に驚きましたね。

↑メインネットに関してご存知ない方はこちら


Chainlinkの分散型オラクルが時価総額2位であるイーサリアムのメインネットでリリースしています。
ETH(スマートコントラクト)の発展は必要不可欠
Chainlink(チェーンリンク)は、イーサリアム(ETH)のERC20トークンであり、スマートコントラクトを最大限に生かすために生み出されたものです。
よって、ETHないし、スマートコントラクトの発展は必要不可欠です。
Chainlink(チェーンリンク)の価格チャート
Chainlink(LINK)の最新チャートは「こちら」
最高価格は、驚くなかれ、2017年のバブル時代のピークではなく、今年の2019年5月24日です。
最近ですね。
これは前述したイーサリアムのメインネットに採用された事が大きいでしょう。
ただ、ここ1ヶ月で一気に4倍以上に上昇したため、現在は急落しています。
とはいえ、現段階でのチェーンリンクの時価総額は324億円ほど。
将来が非常に楽しみな仮想通貨の1つです。
Chainlink(チェーンリンク)の購入おススメ取引所

↑Chainlink(チェーンリンク)を購入するためのバイナンスの口座開設方法はこちら
Chainlink(チェーンリンク)は国内取引所で購入することはできません。
バイナンスは手数料も安く、対応も早い。
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個人的には、おススメしています。
ただし、現状で販売されているのは海外取引所です。
Chainlink(チェーンリンク)は日本円で購入することはできません。
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