かにたまです。
「投資の神様」「オハマの賢人」とも呼ばれている世界一の投資家である生きる伝説「ウォーレン・バフェット」氏。
本日は、この賢人からどのような銘柄に投資すれば良いのか?読むと知ることができます。
良かったらご覧ください。
ウォーレン・バフェットとは?
記事作成段階で89歳の名実共に世界一の投資家です。
11歳で株を始め、15歳で農地を購入し人を雇っていました。
その後、投資会社を設立。
その会社バークシャー・ハサウェイ(Berkshire Hathaway)は素晴らしいパフォーマンスを見せており世界5位の会社にまで成長しています。
バフェット個人としては、2019年長者番付で世界3位で純資産840億ドル(約9.3兆円)を持っています。
それにも関わらず、彼は昔に購入した約300万円ほどのオマハの郊外の住宅で質素な生活をしていることから「オハマの賢人」とも言われています。
コカ・コーラ(チェリーコーク)とマクドナルドのフィレオフィッシュが大好きで今でもほぼ毎日、飲み食いをしているようです。
仮想通貨創設者、バフェット氏との5億円ランチを延期 https://t.co/pldShDrpJp
— 日本経済新聞 電子版 (@nikkei) July 24, 2019
昨年、彼との1日のランチ件は約5億円で落札されました。
仮想通貨TRONのCEOジャスティン・サンが落札したことで話題になりましたね。
これだけ出してもバフェットからの話を聞きたいということです。
なお、落札代は慈善団体に寄付されます。
バフェットが選ぶ「消費者独占型企業」銘柄
では、本題です。
投資の神様であるバフェット氏が選ぶ銘柄は、「消費者独占型企業」銘柄です。
消費者独占型企業とは、ブランド力があり、長期使うことや保存が難しく買い替えなどが多い消費するものを販売している会社です。
いわゆる名前が知られていて、繰り返し使って長く持たないものを販売している企業銘柄ですね。
それを選べとバフェットは述べています。
激しい競争があると価格競争などに巻き込まれて利益が出なくなるため、競争が少ない独占企業を選ぶと良いということです。
バフェットは、この銘柄の1つにコカ・コーラを挙げていました。
確かにコカ・コーラはフタをあけてしまうと長くは持たず、世界中どこでも売っているブランド力があり、飲んで無くなるので何度も消費されるものです。
日本で言えばそうですね・・・
大塚ホールディングス(4578)などが若干該当すると思います。
ポカリスエットや、オロナミンC、カロリーメイトなどの多くの人が知っている健康食品や健康飲料生み出し、企業としての国内ブランド力もあります。
まさに日本ではバフェット銘柄に該当するのではないでしょうか?
ただ、ブランド力は国内では有名ですが、海外では知られていないので近いものとしました。
ただ、株価は上場後から波があるものの上昇し続けています。
最近では、イーシグナルなどの化粧品ならぬ肌への影響を考えた健康に良い「健粧品」なども販売しています。
他にもバフェット銘柄として挙げられるものに「カップヌードル」や「チキンラーメン」を生み出した日清食品(2897)が該当しそうです。
ブランド力も大塚製薬よりはあり、世界のラーメン文化の広がりも加わって株価は大きく上昇していますね。
では、消費者独占型企業とはどのような特徴を持っている企業なのでしょうか?
バフェット銘柄の会社の特徴
バフェットが選ぶ銘柄の会社「消費者独占型企業」とはどのような特徴を持っているのか記載します。
多額の負債を抱えていない
どれだけ利益を得ていて株価が堅調でも多額の負債を抱えている会社の銘柄は該当しないようです。
なぜなら、消費者独占型企業であればブランド力と手堅い利益が得られるため借金で資金調達をする必要もないというのがバフェット氏の考えです。
そして、多額の負債(会社の借金)を抱える会社は、相場が悪化した際に一気に転落します。
それは、景気が悪く収益が下がっても借金は返し続けなければならないからです。
経済が悪化し収益が落ちて、借金による支出がそのままであれば支払うことができず破綻(はたん)するというわけです。
よって、多額の負債を抱えているソフトバンクグループ(9984)などの株価は利益が出ようともバフェット銘柄に該当しないようです。
薄利多売の銘柄
薄利多売(はくりたばい)とは、利益が少ないものをたくさん売って儲けることをいいます。
ですから、最初、たくさん売らないと儲からないのに何故なのだろうか?と思いました。
しかし、バフェットは薄利多売だからこそライバルが参入しにくいと述べています。
要は大量に売らないと儲からないので、参入障壁ができてしまいライバルが入らず独占的になるということです。
国内での薄利多売の会社の良い例としては、「支出を減らす~食費編~ 少額から始める資産運用入門」でも書いた格安で食料品を販売している業務スーパーを運営している「神戸物産(3038)」あたりが該当します。
見てみると、やばいくらい株価が上昇していましたw
企業が使わなければならないものを作っている会社の銘柄
バフェットは企業がつかわざろう得ない物をつくっているも銘柄に選ぶと良いと述べています。
日本での例を挙げると、マニー(7730)という企業がこれですね。
僕らには馴染みのない会社ですが、手術の時に使う針などを生産している会社です。
医師として手術の際に縫い合わせる手術針は使わざろう得ません。
よって、需要があり、このマニーは国内シェアのトップを得ています。
最近では新興国を中心に開拓を進めており更に株価を上げています。
日常的に使う必要がある物を販売している会社の銘柄
スマホ販売のApple、クレジットカードのVisa、マスターカードなどが該当するようです。
例えば、スマホに関しては既に世の中の人の多くが使用しており、銀行口座がなくてもスマホを持っている段階までに成長。
もはや無くてはならないもののレベルにまで普及しています。
日本で言えば、同様に大手キャリアのソフトバンク、ドコモ、auなどがそれに該当します。
最近では楽天が参入してきたものの日本ではこの3社がほぼ独占状態ですから強いですね。
ただ、ソフトバンクは上述したように多額の負債があります。
よって、バフェット銘柄には該当しなさそうです。
利益を伸ばし続けている企業の銘柄
利益を伸ばしていることがわかる指標として1株当たりの利益(EPS)の増加をみます。
つまり、単純に純利益から株数を割ったものになります。
これは以下の計算式で算出します。
1株当たりの利益(EPS)=当期純利益÷発行済み株式数
バフェットは、この1株当たりの利益(EPS)の成長率を見て高いものを選んでいます。
高いROEを継続している銘柄
ROEとは、株主資本利益率と呼ばれており以下の式で表すことができます。
ROE(%) = 当期純利益÷自己資本×100
これが高いと効率よく利益を挙げている会社であることがわかります。
ただし、たまたま景気が良くROEが上がる所も多いため、高いROEを継続している銘柄を選ぶとバフェットは述べています。
自分が理解できる銘柄
自分が事業内容を理解できるもの以外に投じてはならないと述べています。
これは知らないことが最大のリスクになるからです。
経営者が信頼できて能力があるか
経営者はそれをどう配分するかで投資のリターンが決まるといいます。
良い例として会社の「内部留保」の使い道を見るということです。
内部留保とは、会社などが得られた利益を貯めこんでいる資産のことを言います。
内部留保でより大きなリターンを得られるものに再投資したり、そうでなければ自社株買いで株主に還元するなど合理的に動く経営者であるかどうか見ることも重視されています。
また、ウソがなく素直に話せる信頼できる人物であるかどうかも重要だということです。
参考文献
なお、本日の記事は「億万長者をめざすバフェットの銘柄選択術」などを参考文献に記事を書きました。
初心者にとって非常にわかりやすい本でおススメですね。
最後に
バフェットが選ぶ銘柄である「消費者独占型企業」銘柄で全ての条件を満たすものを見つけることは容易ではありません。
実際、「はじめての資産運用さんのブログーバフェットの保有銘柄は?」で記載されている2019年バフェット氏の保有銘柄を見ると、そう多くはありません。
しかし、その全てがなくとも多くの条件を満たす銘柄が見つかれば下がればその銘柄はほぼほぼ長期的な銘柄となり、下がれば買い増しをするだけ。
すなわち、バフェット氏が選んできた銘柄同様に長期的な投資リターンを挙げてくれる銘柄になりうるでしょう。
成果を出していることもありますが、バフェット氏の考えは、銘柄選びの参考になることは間違いないでしょう。
コメント
株投資するにあたって基本的な事ですが、
なかなか理解できてない人が意外と多いですよね。
ってか今更ソフトバンク株なんて買う人が
いたらヤバイですよねw
自分は絶対に手を出さないです。
負債を抱えすぎていると株価が暴落した際の影響は非常に大きいですからねえ。
ソフトバンクは今の日本で世界に対抗することもできる数少ない企業で頑張っては欲しいのですが・・・