ビットコインは運営会社がない?どうやって運営・開発しているの?

bitcoinビットコイン
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かにたまです。

ビットコインは開発・運営会社などがなく、非中央集権であると言われています。

しかし、不定期でアップデートが行われています。

一体、中央なしに方針・開発などどのように決めているのでしょうか?

本日はその素朴な疑問に迫ってみたいと思います!

 

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ビットコインのネットワークをコントロールしているのは誰?

E-mailの技術と同様に、ビットコイン・ネットワークを所有する者はいません。

ビットコインは世界中のユーザーによって管理されており、開発者達はソフトウェアの改善を進めていますが、ビットコイン・プロトコルを強制的に変更する事はできません

なぜならば、全てのユーザーは自分の使用するソフトウェアとそのバージョンを自由に選ぶ事ができるためです。

互換性を保つため、全ユーザーは同じルールに従うソフトウェアを使用しなければならず、ビットコインは全ユーザーの完全な合意の元でしか動作しません。

そのため、全ユーザーと開発者には、この合意を守る上で強い動機があるのです。

https://bitcoin.org/ja/faq#generalより

ビットコインは管理者がいないネットワークで成立しています。

よって、国や企業のようにビットコインをコントロールしている組織や人物はいないというわけです。

 

ビットコインのネットワークは、中央にサーバーがあり、それを誰かが管理するというシステムではなく、みんなで分散で管理するという民主的な仕組みになっています。

 

どうしてこのような考え方になったのか?と言いますと、現在の世界は何かしらに中央に管理されている状態です。

 

世の中には国や銀行ですら信頼できず管理されるのが嫌いな人がおり、ビットコインのように自由参加で皆で話し合い、ルールを決め、管理できる仕組みが好きな人達もいるわけです。

 

かにたま
かにたま

国や銀行などに依存せず、自由参加で全員参加による意思決定を行えるという点で個人が尊重される世界(リバタリアニズム)です。

1つではなくデータを共有し分散して管理されていますので、1つで不正が行われていても他は問題がないわけです。そして、1つだけ違うものがあればすぐバレるわけです。

 

ビットコインの運営・開発は誰が行っているの?

前述したようにビットコインのネットワークをコントロールできる人や組織はいないわけですが、開発や運営はどのように行われているのでしょうか?

 

ビットコインの運営・開発は、世界中のビットコインを指示する有志達が自由に開発を行なっています。

 

基本的には、開発とマイナー等が数ヶ月毎に開催されるビットコイン・カンファレンスに集まって今後の大きな方針を決めていきます。

 

2019年は6月25~26日にビットコインのカンファレンスが米国のサンフランシスコにて開催されました。

今回は、BCH、BTG等、ビットコインから別れて混乱状態のコミュニティを再結成して結びつきを強めることを目的とした意味もあったようです。

カンファレンスでは1900以上の意見が寄せられたと記載されています。

 

ビットコインの開発は世界中の有志達からボランティアで行われています。

ビットコインはフリーソフトウェアであり、開発者であれば誰でもプロジェクトに貢献できます。

 

必要なものは全てGitHub上にあり、誰でも開発できるようになっています。

その中でもビットコインの根幹になっているプログラムをBitcoin Core(ビットコインコア)と呼び、誰でも改善案(BIP=Bitcoin Improvement Proposals)を提案することができます。

ただし、Bitcoin Coreをいじれるのはビットコインコア開発者のみです。

 

開発に関する議論は、GitHubおよびbitcoin-devのメーリングリスト上などで行われています。

開発に関するよりカジュアルな議論は、irc.freenode.net#bitcoin-core-dev(ウェブインターフェイス、ログ)上で行われています。

 

公式サイトは誰が運営しているの?

ビットコインの公式サイトは、存在しておりhttps://bitcoin.orgです。

(こちらだと日本語で読めます ⇒https://bitcoin.org/ja/

 

これもまた有志が運営しています。

 

サーバー代などの運営費用は寄付によって集めているようです。

公式サイトだけでなく、基本的に費用は寄付で集められています。

 

 

ビットコインに関わっている人達は?

コア・デベロッパー

まずはビットコインが生まれた初期からビットコインの開発に関わってきた人達を指します。

主にビットコインのソフトウェアを開発しています。

 

マイナー

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ビットコインの承認を行うマイニングを行う人々です。

承認作業を1番最初に行うと、報酬として新しいビットコインがもらえることからマイナーと呼ばれています。

 

取引所

仮想通貨を販売している取引所のことです。

 

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仮想通貨取引所ビットバンク(bitbank)の登録から口座開設までを図解解説します。 ビットバンクは国内金融庁認可の取引所で特にリップルとライトコインの購入にはおススメできる取引所です。 口座開設はこちらから ⇒ ビットバンク公式ページ...

日本ではBitFlyer、コインチェック、ビットバンク等がありますね。

 

取引所が行っているのは、主に仮想通貨の「売買」「両替」「送金」です。

取引所への手数料があるので、送金などの費用が通常よりもかかります。

 

事業者

ビットコインでサービスを行う事業者のことです。

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近年、日本でもビットコインが使えるお店が急速に増えています。

 

ユーザー

私達のことです。

ビットコインの送受信を行ったり、売買を行っています。

 

 

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以前、Bitmain社のマイニング会社のボスであるジハン・ウーさんの発言1つでビットコインの相場が動くことがありました。

 

また、ビットコインの根幹プログラムである「ビットコイン・コア」はビットコインコア開発しか変更・修正ができません。(提案は誰でも可能)

 

よって、コア開発者やマイナーが力を持っているじゃないか!非中央集権的だ!というような意見も出てきます。

 

しかし、現実には違います。

 

なぜならマイナーが同意なしに勝手にルールを定めたとしても僕たちユーザーが使わなくなれば意味がないものになります。

 

同様に、コア開発者が同意なしに勝手にビットコイン・コアを修正したとしてもマイナーが納得しなければ承認作業が行われずにビットコインのネットワークは機能しなくなります。

 

ユーザー、開発、マイナーの絶妙な関係が、ビットコインネットワークにおいて独裁的に権力を持つ人を生み出さない仕組みになっています。

 

かにたま
かにたま

個人的には、ビットコインの生みの親であるサトシナカモトが開発におらず正体不明であることは大きいと思っています。将来的にビットコインを潰したい時にサトシを捕まえるという方法が通用しないからです。

ビットコインは生みの親も、権力を持つものがいない分散型のシステムです。

 

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