ビットコイン等のブロックチェーンは3種類、仕組みについて

blockchain(ブロックチェーン)知識・用語集
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かにたまです。

ビットコインの仮想通貨で注目を集める「ブロックチェーン」。

この注目を集めているブロックチェーンは大きくわけて3種類あります。

本日はその3種類と、各仕組みに少し踏み込んでみたいと思います。

良かったらご覧下さい。

 

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ブロックチェーンとは?

ブロックチェーンのイメージ図

四角い箱・・・ブロック
黒丸●・・・取引情報

ビットコイン等の仮想通貨はブロックチェーンが使われています。

ブロックチェーンは、上図のようにブロックと呼ばれている箱の中に記録された取引情報を入れ、それを数珠(じゅず)繋ぎにしたイメージです。

 

これからはブロックチェーンの時代!?

日本企業の40%以上がブロックチェーンへの取り組みを開始--ガートナー調査
ガートナージャパンが4月に発表したブロックチェーンへの取り組み状況に関する調査結果によると、42.6%の企業が調査など初期的なものも含め、ブロックチェーンに何らかの形で取り組んでいる。

かにたま(猫)

かにたま「うーん。今や日本企業の4割がブロックチェーンの取り組みを開始、安部総理も興味を持ち始めているのですかー!これは、もうブロックチェーンが使われているビットコインの時代が来るのは間違いないですよっ!!!」

 

ジハン・ウー

ジハンさん「フフフ・・・。」

 

かにたま(猫)

かにたま「あ、ジハンさん、こんにちは!今日の夜ご飯が楽しみで思わず笑みが漏れていますね!」

 

ジハン・ウー

ジハンさん「今夜のラーメンは楽しみです。って、食いしん坊か!・・・いえ、企業がビットコインのパブリックチェーンを使うとは限りませんから、つい笑ってしまいました。」

 

かにたま(猫)

かにたま「ビットコインのパブリックチェーン?どういうことですか?」

 

ジハン・ウー

ジハンさん「仮想通貨で有名になっているブロックチェーン。実は大きくわけて3つのブロックチェーンに分類されます。」

 

 3つのブロックチェーン

 ブロックチェーンは、参入の仕方で大きく3つの種類に分類されます。

・パブリックチェーン

・コンソーシアムチェーン

・プライベートチェーン

現状では、この3種類が主流です。

今後、更に増えるかもしれません。

 

パブリックチェーン

パブリックチェーンは、完全にオープンな仕組みで、個人や団体が誰でもそこで取引することが可能で、取引はそのブロックチェーンで効果的に確認ができます。

マイニング(記帳権の競争)も自由で誰でも参加できます。

ビットコインやイーサリアム等の仮想通貨はパブリックチェーンが使われています。

 

ピア・トウー・ピア

誰でも参加、使用、閲覧可能な完全オープンなブロックチェーンです。

 

ビットコインの取引記録

↑こんな感じで誰から誰にいつ、どこに、どれくらいの量が送られたのか誰でも確認できます。

このお金の流れを誰でも確認できることからビットコインは信頼を高めて価値が上昇していきました。

しかし、プライバシーの面、容量問題、取り消しができない等で問題点もあります。

 

そこで、プライバシー面を強化した仕組みが次のコンソーシアムチェーンです。

 

コンソーシアムチェーン

ノードの例

コンソーシアムは、「協会」や「組合」を意味します。その協会や組合に属しているパートナーが使うことができ、その中の人達(ノード)は記帳者に指定されます。

ブロックの生成も事前に決定され、それ以外の他の人達(ノード)は取引はできますが、記帳権はありません。

 

1ブロック目→ジハンさん

2ブロック目→チャーリーさん

3ブロック目→かにたま

 

・・・・

などのように事前に記帳権(マイニングする人や組織)が決まっているのが特徴です。

 

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かにたま「ビットコインのように皆で競争せずに、どうして記帳者が指定されるのですか?コンソーシアムの仕組みもわからないのですが・・・。」

 

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ジハンさん「コンソーシアムは国会の仕組みのようなものです。例えば、僕たちは国民の代表として国会議員を選挙で選びますよね。それは代表を選ばずに国民全員で物事を決めると時間がかかるからです。よって信頼できる国会議員(ノード)を選んで物事を決定しています。」

 

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かにたま「ふむふむ。記帳者(マイニングする人)を先に選んで、コスト削減や時間を短縮するわけですね!」

 

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ジハンさん「はい。そうです、ビットコインのブロックチェーンの場合、誰でも参加できる故に国民全員で物事を決めているようなものです。だから送金確認などに時間がかかってしまいます。」

 

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かにたま「なるほど~。記帳者は投票で決めるんですか?」

 

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ジハンさん「投票もありますが、記帳者を選ぶ方法は様々です。」

 

オープンすぎるのもプライバシー保護などの観点から問題があるということで投票制などで代表者を選ぶ現在の仕組みのような取り決め方であることが特徴です。

 

51%攻撃とは?ビットコイン等の仮想通貨で問題となる理由は?
ビットコイン等について調べていると、よく51%攻撃という話を聞くと思います。 本日は仮想通貨で使われる51%攻撃について記載したいと思います。 51%攻撃が将来のビットコインの脅威になるとも言われています。 「51%攻撃って何?よくわ...

仲間内でやっているので、悪意を持った外部者が51%問題などを起こす可能性が格段に低くなるという利点もあるようです。

 

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ジハンさん「独占的でも誰でも参加というわけではなく、国会のような仕組みで選ばれた組織内の複数の企業等に決定権利があるのが、コンソーシアムチェーンですね。」

 

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かにたま「パブリックチェーンとプライベートチェーンの中間といった所でしょうか。」

 

更にプライバシーを強化したものが、次のプライベートチェーンです。

名前からして高いことがわかると思います!

 

プライベートチェーン

完全にクローズなのはプライベートチェーンです。

ブロックチェーン技術で記帳するのみで、記帳権はオープンではなく個人または企業が独占、内部の取引だけを記録します。

 

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かにたま「???・・・どういうことなんだろう?」

 

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ジハンさん「マイニングする記帳権、つまり、取引の承認をすることができる権限が一つに集中しているブロックチェーンがプライベートチェーンです。」

 

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赤枠が全て取引の承認をします。1つだけの承認で終わるので、大幅な手数料削減と取引スピードが非常に速いのが特徴です。

mijinミッション

mijin | ブロックチェーン構築プラットフォーム
「mijin」は、企業が管理するネットワーク上で、指定したノードだけ参加することができる「プライベート」なブロックチェーンを構築するためのプラットフォームです。トークンの発行、流通、勘定を簡単自由に行うことができ、トークンエコノミーの創造を加速します。

プライベートチェーンの例としてテックビューロ社の「mijin」等があります。公式の説明にあるようにプライベートチェーンはコストを大幅に下げる可能性を秘めています。

 

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かにたま「ふむふむ。mijinはインフラコストをこれまでの1/10ですか。これが可能になるとプライベートチェーンで大幅なコスト削減ができますね!それで、企業さん等が採用を検討されているのですね。」

 

ブロックチェーンの特徴

「独占的」と聞くと悪いイメージもあるかもしれませんが、mijinにはブロックチェーンの特徴である「消えない」「改ざんできない」などの特徴を兼ね備えています。

 

本日のまとめ

金融ソリューション ~ブロックチェーン技術への取り組み

金融ソリューション ~ブロックチェーン技術への取り組み~ – Fujitsu Japan

☆パブリックチェーン
・管理者がいない
・誰でも参加、使用、閲覧可能な完全にオープン
・ビットコインのブロックチェーンが代表的

☆コンソーシアムチェーン
・管理者が複数存在
・グループ、組織内で使用し、いくつかのノード(採掘者)が指定されるセミオープン
・パブリックチェーンとプライベートチェーンの中間

☆プライベートチェーン
・管理者が独占
・1つのノードが採掘を行なう完全クローズ型

 

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ジハンさん「国や企業が支持しているのは、中央ありで動き、時間短縮や、コスト削減など既存の仕組みをより良くするプライベートチェーン、コンソーシアムチェーンでしょう。」

 

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かにたま「なるほど~。ビットコインのような仮想通貨は支持しないけど、ブロックチェーンは支持する方が多いのはこのためなんですね。」

 

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