ビットコインなどの浸透で「ブロックチェーン」という言葉が急速に広がっていますね。
そこで、本日はブロックチェーンの歴史について。
具体的には、もともとブロックチェーンはビットコインと呼ばれていたり、いつから存在していたのか?その浸透についてざっくりとした記事になります。
良かったらご覧下さい。
ブロックチェーンはBitcoinと呼ばれていた
ビットコインが生まれた時、ブロックチェーンという言葉はありませんでした。
bitcoin =仮想通貨のビットコインのこと
Bitcoin=ブロックチェーン
こう呼ばれていたそうです。
上の赤文字でビーの大文字、小文字の違いがわかると思います。
つまり、ビットコインの誕生の時には、先頭のb(ビー)が小文字でビットコイン、大文字でビットコインの基盤の技術であるブロックチェーンの事を指していました。
ブロックチェーンは1991年に存在していた

1991年にStuart HaberさんとW. Scott Stornettaさんによって記述されたのがブロックチェーンの始まりのようです。彼らは、文書のタイムスタンプを改ざん、または改ざんできなかったシステムを実装したいと考えていました。

翌年の1992年、Merkleツリーをデザインに組み込み、いくつかのドキュメント(記録)を1つのブロックにまとめることで効率を向上させました。
かにたま「ビットコインが生まれる前にブロックチェーンの概念(考え方)はあったんですね~。」
2015年、ブロックチェーンが大きく広がる
2015年にエコノミスト(経済学者)が「世界を再構築するブロックチェーン技術」巻頭特集をすると凄まじいフィンテック(※)の波が起こりました。
(※)フィンテック(Fintech)とは、Finance(金融)とTechnology(技術)を組み合わせた造語でファイナンス・テクノロジーの略です。
これにより、世界中の大規模金融機関がこぞってブロックチェーンの研究を行い、2016年のみで数十億ドルがブロックチェーン企業に投資されています。
日本でもブロックチェーンが徐々に浸透
日本でも2015年12月から2016年1月にかけて、インフォテリア株式会社の報道発表(2015年12月4日)を皮切りに、さくらインターネット株式会社(同12月16日)、株式会社アイリッジ(同12月17日)、株式会社ロックオン(同12月28日)などの会社がブロックチェーンに関する業務提携を報道発表した上場企業の株式が軒並みストップ高を記録する現象が発生しました。
さくらインターネット株式会社の株式にいたっては、1ヶ月間で5.5倍も上昇するなど、各社とも大幅な株高となり、同期間において日経平均株価が低迷する中、極めて目立つ存在となりました。

ガートナー社の調査によると、現在では約42.6%の企業がブロックチェーンに何らかの形で取り組んでおり高い関心が持たれています。
国家も認め始めています
国家にもブロックチェーンは認められつつあります。
特に大きな点は、国家規模でも大きい中国も認めだした点です。
2017年、中国政府のポータル(窓口の)サイトで「中国のブロックチェーン産業は世界をリードできる」ということを発表しています。
最近(2018年4月20日)の文章でも以下のように記載されています。
かつての「インターネット」からキーワードとして「人工知能」と並ぶくらい「ブロックチェーン」に力をいれていることがわかります。上リンクの中国政府公式ページからも確認できますので、あなたの目でお確かめください。
更に2019年までに国家のブロックチェーンの標準規格を発表するとも伝わっています。
人口が約13.8億人を誇る中国がブロックチェーンに力を入れていることは、非常に大きな出来事です。
金融、小売、公証、保険などの私達の実際の生活にも使えるように国家規模で急速に応用が進んでいます。
本日のまとめ
ブロックチェーンは1991年から構想がありました。
2008年ビットコインが誕生した時、ブロックチェーンの呼び名がなく、ブロックチェーンは「Bitcoin」と呼ばれていました。
2015年以降、ブロックチェーンは急速に広まり、企業だけではなく、国家レベルで研究、開発が進んでいます。
将来、ブロックチェーンの技術が私達の生活に実用化される日が近づいています。

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