かにたまです。
最近、ETHを使ったイーサエモン等、ゲームに仮想通貨の仕組みであるブロックチェーンを使ったゲームが出てきています。
でも、不思議に思いませんか?
「いま普通にゲームが遊べるのに、なぜわざわざブロックチェーンを使うんだろう?」
僕は不思議に思いました。
というわけで、本日は、なぜブロックチェーンがゲームに使われるのか?
どんな可能性があるのか?将来性などを記事にしてみました。
ブロックチェーンとは?
ブロックチェーンとは一言でいうと「みんなで使う改ざんできない台帳」です。
管理者がいないかわりに皆でチェックするので不正がおこりにくいのが特徴です。
世の中で不正が起こるのは、管理者がいて皆がそれを見ていない(見ることができない)からです。
もし、皆が見ていて不正が起こったら誰かが指摘するので出来ません。
例えば、現在ずっと論議されている「森友学園」などの記録は、もしブロックチェーンを使っていたら議論はすでに終わっています。
なぜなら、契約状況などが改ざんされずに当時のまま確認できるからです。
つまり、ブロックチェーンを使うことで後から不正などを誰でも確認することができ、しかも改ざんしにくい点が大きな特徴になります。

ブロックチェーンは3種類あります。
興味があれば上記事をご覧ください。
なお、現在の日本の大企業の4割以上がブロックチェーンの技術に取り組んでいることがわかっています。今の世の中では改ざんが出来るため不正が起こります。
ブロックチェーンは、健全な社会にするための技術で将来が非常に期待されています。
なお、このブロックチェーンは過去に1度たりともダウンしたことがない強固さを持っています。
ブロックチェーンは、サトシナカモトというネットの正体不明の人物がつくったビットコインを原型とするデータベースです。
このサトシさんは、現在、生きているのかもわかりません。
ブロックチェーンゲームの例
このブロックチェーンが徐々にゲームの世界にも入ってきています。
代表的なものとしてポケットモンスターとそっくりな上のブロックチェーンゲーム「イーサエモン」です。
大きな特徴として、EMONTと呼ばれる上限枚数が2000万枚のお金がゲーム内で使われています。
これは自分の育てたイーサエモンを貸したり、売却したりして稼ぐことができます。
EMONTは、ETH(イーサリアム)と交換できます。
よって、実際に取引所でETHを売れば日本円を手にすることも可能です。
すなわちゲームでお金が稼げるということです。

ここ最近ではブロックチェーンゲームに特化したランキングサイトも出てきました。
他にどんなゲームがあるんだろう?と興味がある方はご覧ください。
ブロックチェーンゲームの特徴
ゲームにブロックチェーンが必要なの?と思う方もいると思います。
そこで、なぜゲームでブロックチェーンが使われて始めているのか記載します。
以下のような特徴を持つためにゲームにブロックチェーンが使われ始めています。
サーバーダウンがない
人数が多いなどの理由でサーバーがダウンしてゲームが遊べなくてイライラしたことがありませんか?
ブロックチェーンゲームではそういったことが起こる事は少ないです。
なぜなら、中央がないために特定のサーバーにアクセスを集中することが無くなるからです。
つまり、会社のサーバーにアクセスを集中しなくて済みます。
データが消えない
最近ではゲームデータが消えることは少ないですが、0ではないです。
例えば、ゲーム機の本体が壊れた時、ダウンロードゲーム等はデータが消えてしまう場合があります。
しかし、ブロックチェーンのゲームは、仮に管理者がいなくなったとしてもデータが消えることはありません。
なぜなら、データを共有し、ブロックチェーン上で動き続けるからです。
1つが駄目になっても他のデータを使えばよいわけです。
現在のゲームのデータは、そのゲームの開発した会社が持っています。
しかし、ブロックチェーンゲームは仮に会社に何かあってデータが全部消えてブロックチェーン上に残っているため消えることはありません。
ユーザーはデータが消えることがないので、安心してゲームを遊ぶことができます。
改ざんしにくい
不正データを使った改造ポケモンなどがつくれなくなります。
なぜならブロックチェーンの仕組みでデータを改ざんが非常に難しいからです。
ビットコインは2009年から存在していますが、ビットコインのブロックチェーンは過去に1度も改ざんされていません。
著作権が守られる
また、データの不正コピー等もできなくなり、ブロックチェーンで著作権や価値を守ります。
仮にコピーできても意味がありません。
なぜならブロックチェーン上で誰でも不正を確認できるために使うことができなくなるからです。
反対に著作権をフリーにすることも可能になり、これまで出来なかったことも可能に出来ます。例えば、現状のゲームはパッケージ版(DVD版)しか売却できませんが、ダウンロードゲームの売却も可能に出来ます。
ゲームの連携が容易になる
ブロックチェーンは、ゲームの連携を容易にします。連携すると、例えば、ドラクエの「ロトの剣」をファイナルファンタジーでも使用が出来るようにすることが可能です。
すなわち「クロスゲーム 」といわれる思想が可能になります。
また、ゲームでコラボってありますよね。
今だとA社とB社がコラボという形が普通なのですが、それも不必要になります。
ブロックチェーンがオープンな仕組みなので、何処とでもコラボすることが可能になり、可能性が無限に広がります。
運営がいらない
ゲーム会社からすると、ゲームをつくってしまうと非常に楽になります。
1度つくれば勝手に運用してくれますし、サーバーダウンもありません。
また個人でも非常に大きなメリットがあります。
ブロックチェーンでゲームのデータを個人が管理できるようになります。
よって、イーサエモンのように個人データ(アイテム等)の売買が容易になります。
ブロックチェーンは、世のゲームを変える可能性もある
現在、ゲームの社会的立場はあまり良くないです。
その理由の1つとしてゲームが上手くても実益を生みにくい状況にあるからです。
ゲーム市場は右肩上がりです。
今やゲームの競技人口が世界5位になっています。
ところが未だにゲームの評価は低いです。
実際、ゲームは仮想通貨に比べると単価が1~2桁も変わります。
なお、昨年、ゲームの市場規模が約10兆円、仮想通貨は1兆円規模(※現在は30兆ほど)でした。
また、ゲームの開発者も開発費が高いので割が合わないと聞きます。
携帯のソシャゲーが流行したこともあり、開発費の安いスマホアプリに移行しています。
アップルストアに開発したアプリを置く場合、ゲームアプリで売上からのアップルの徴収分としてユーザーごとに課金を開始した初年度が30%、課金開始2年目以降は15%も手数料としてアップルに支払うことになります。
開発者にとっても割が合わないことがあります。
しかし、ブロックチェーンが浸透すれば中間業は不要になり、高い手数料を支払う必要もなくなります。なぜなら信頼がブロックチェーンで証明できるからです。
イーサエモンのように個人間でデータを売ることが可能になります。
中間がいないので中間手数料も安くなります。
つまり、ゲームで頑張った分、開発者やプレイヤーも還元されやすくなります。
そうなるとゲームだけで生活できる人もより増えています。純粋にゲームが好きでいる方にとっては可能性が大きく広がります。
仮想通貨とゲームを両方やっていると、投資家とゲーマーはあまり変わらないと感じるようになりました。
パソコン等でカタカタやっているのは変わりませんし、どちらも形を変えたゲームで遊んでいるという感じです。
しかし、「ゲームばかりしないで勉強しなさい!」などを聞くと、なぜゲームばかりやっていけはいけないんだろう?と思うようになりました。
投資で「投資ばかりしていないで勉強しなさい」というのは聞いたことがありません。
考えてみると実益がないから、つまり、ゲームでお金を稼いでいる人が少ないからなんだろうな、と感じるようになりました。
もし、日本でゲームだけで何億も稼ぐ人が当たり前のように出てきたら殆どの人が何も言わなくなると感じています。
最近では、ゲーム関連の仮想通貨が増えてきて嬉しいです。
僕がゲーム関連の通貨を複数持っているのはゲームを応援したいからです。
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賞金はなんと1000万 XP
ヤバイわー https://t.co/x1DfihHnHd— しまかぜ (@YunaIto1983) 2018年4月12日
もっとも最近ではEスポーツ等からゲームが徐々に盛り上がりを見せています。
スマホ等が普及しプレイヤーも年々に増えています!ゲームの未来も明るいでしょう。
まとめ
ゲームの仮想通貨は、現状のゲームの状況を大きく変える可能性を秘めています。
ブロックチェーンをゲームに取り入れると
・データを安全に守る
・管理者が不要
・個人がデータを管理できる
・ゲームの連携が容易になる
・不正等の悪用がなくなる
・サーバーが落ちない
などの様々なメリットがあります。
かにたま「ゲーム通貨は競合が多いものの、ゲーム業界が盛り上がれば複数が一気に盛り上がる可能性があります。特に今年はEスポーツ(※)には注目ですね。巷(ちまた)では、Eスポーツ元年と言われています。」
ゲームや漫画、アニメが急激に世の中に浸透してきたのは、ネットに強い人達が自分の好きなゲームや漫画、アニメなどの良さをネットで発信し続けたとも言われています。最近では、これらの文化はもう無視できない規模にまで成長しています。
世界だと最高で優勝賞金23億円の大会があったほどです。
ゲーム内アイテムが購入される毎にその25%が賞金総額に配分され、配分額が増加を続けた結果、この額になったようです。

Eスポーツは、その盛り上がりから2022年のアジアオリンピックの正式種目になりました。(ノ≧∀)ノ
様々な分野でブロックチェーンが注目されていますが、ゲームにも着々とブロックチェーンが浸透しつつあります。
ゲームの盛り上がりと共に安全性を高めて欲しいですね。
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