BITMAIN社は仮想通貨のマイニング事業の最大手集団!どうして成長著しいの?

bitmain(ビットメイン)知識・用語集
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仮想通貨の世界では、マイナーと呼ばれる仮想通貨を採掘(マイニング)を行う人が大きな力を持っています。なぜなら新しい仮想通貨を採掘で得られるからです。

そこで、本日は仮想通貨界で非常に影響力があるマイニング会社のBITMAIN社に焦点を当てて記事にしたいと思います。

 

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BITMAIN(ビットメイン)社とは?

ジハンウー

2013年から事業をはじめた中国北京の会社でBitmain社の社長はこのブログでお馴染みのジハン・ウーさんが勤めています。アムステルダム、香港、テルアビブ、青島(チンタオ)、成都、深圳(しんせん)にもオフィスを構えています。

仮想通貨のマイニングや、そのマイニング機器を販売している会社です。

ジハンさんの会社はビットコインに大きな影響力をもっています。

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ビットコインハッシュレート分布 – Blockchain.info

ハッシュレート(マイニング力)分布では、BTC.comとAntpoolというジハンさんの会社が運営しているマイニングプールで4割以上を占めています。

マイニングプールとは、複数の採掘者(マイナー)で協力して採掘(マイニング)を行う仕組みのことです。要はマイニングするためのグループですね。

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かにたま「新しいビットコインの43%はジハンさん達から生み出されているということになります。」

仮想通貨のマイニング市場はBITMAIN社の独占状態

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ジハンさんのBITMAIN社は大きなマイニングプールを持っているだけではなく、ビットコインのマイニング機械の7割のシェアを取っています。

BITMAIN社が強い理由はビットコイン の採掘に有効な「ASICBoost」(えーしっくぶーすと)と呼ばれる特許技術を持っているからです。

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ASICBoost」をPCに取りつけると、チートのような性能を持つようになり、マイニングが圧倒的に有利になります。マイニングに有利なものですので皆が使っているために多くのシェアを取っています

jp.cointelegraph.com

一方で不正が発覚され、ASICの問題も以前から指摘されています。

国が通貨の発行権を独占しているから強いように、独占しているマイナーがいると仮想通貨の世界では国のような中央集権的な力を持ちます。

仮想通貨マイニングの中央集権化は「ASIC(特定用途向け集積回路)」の開発が進んだことが大きな原因だとされています。

よって、ASICのマイニング独占状態に疑問を持ち始めている方も多数います。イーサリアムや、モネロ、イーサリアムクラシック、シアコインなどの仮想通貨が積極的な制限を行うASIC耐性を持っています。

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かにたま「つまり、ビットコインのマイニングに有利な機械を売っているためにシェアを独占して大きくなったんですね。」

Monero分岐でわかるBITMAIN社の強さ

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bitcoinmagazine.com

最近、匿名性仮想通貨モネロ(XMR)のハードフォークが行われました。そこで、4つの新しい仮想通貨が生まれました。モネロクラシックが2つあっておかしいなと思うかもしれませんが、違いは真ん中に「ー」がついている点で見分けるということですw

MoneroはマイニングによるBITMAIN社の独占を恐れてかASICを使えなくしました。それに反対するマイナー達などが新しい通貨を生み出したという感じですね。

4つのコインのざっくりとした説明は上記事がわかりやすいです。

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ハッシュレートはXMOが1番強いらしいのですが、BITMAIN社は上のMonero-Classicをフォローしていましたね。

モネロは7つ存在し、匿名戦隊モネロが流行っている?ようですw

 

 

仮想通貨はBITMAIN社が強い!?

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分岐したモネロのASIC耐性の有無は各通貨のHP等を見るとわかります。

XMO、XMCなどはASIC耐性がありません。

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分岐後、見事にどちらも価値をあげています。

結局、現在のマイニングのシェアはASICが多くを占めていますので、耐性のないものは上がっていく傾向が見られます。

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最近、マイニングプールのAntpoolが正式のEOSマイナーに名乗りをあげ、投票をしてくださいと催促されていますね。Bitfinexなどの取引所も名乗りをあげていますので果たして結果はどうなるでしょうか?

最近、話題にもよくあがっているジャスティンさんのTRXのスーパーノードを選ぶ総選挙にAntpoolが参加するようですね。

6月にERC20トークンからメインネット移行を予定しており、Tronネットワークの計算及び検証をするを行なう27名のスーパーノードを投票で選ぶというイベントです。

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スーパーノードになると1日276万ほどのTRXの報酬が入るようです。1TRXが0.3元(約5.1円)ほどでも毎年3億元(約51億円)入るとも書かれていましたから、どうやら計算ミスではないようです。

これは凄いですねえ( ゚д゚ )ポカーン というのも、コインチェックハッキングで話題になったネムのスーパーノードで今の価格1XEM40円だと年間500万円くらいの報酬です。

TRXのスーパーノードはぶっ飛んでいて桁のかぞえ間違いかな?と思いました。もし間違えていたらご連絡お願いしますっ!

なお、スーパーノード候補者に投票した投票者はどれくらい貰えるのかはわかりません。投票者に還元があるなら盛り上がりそうです。しかし、中国系の方は付加価値をつけるのが本当に上手いですね。これは価値が上がるわけですねえ。

最近の発表ではMimains社はBytomという仮想通貨にも手をつけるようで積極的に動いていますね~。Bytomは時価総額30位くらいの仮想通貨ですね。これもいつの間に出てきたのか?という仮想通貨ですね。

・BITMAIN(マイニング会社)

・Bitcoin.com(マイニングプール)

・Antpool(マイニングプール)

例えば、これらがツイッターでフォローしている仮想通貨を見ると、大抵は時価総額100位以内になっています。100位以内でなくても、現状では、ジハンさん一派のチェック銘柄?は大きく飛躍しています。こうしたことからもジハンさん達の支持しているものは非常に強いと感じることができます。

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一方、Antpoolでは、こういう時価総額の低い仮想通貨もフォローしていたりする時があります。今は乱高下中なので危ない感じもしますが、ジハンさん関連のカバーしている仮想通貨をチェックしておくと今後、政治力等で上がっていくのかもしれませんね。

そういえば、このVericoinは、どこかで見たことあると思ったらウェブボットさん銘柄でしたね。調べて見るとASIC耐性があるようですが、興味を持たれているのだと感じています。

力のあるマイナーのチェックしている仮想通貨が軒並み上がっていく現状を見ると、ここらへんにも中央集権化とも言われている政治力があるんだろうなとも感じています。

しかし、これから順当に成長していくのか今後がどうなるのか楽しみですね。

今日のまとめ

仮想通貨の世界はマイナーと呼ばれる仮想通貨を採掘している人物達が力を持ちます。

現状は、BITMAIN社の支持や、ASIC耐性のない仮想通貨が価値を大きく上げる傾向にあります。一方でBITMAIN社の独占状態に反対する仮想通貨が増えてきています。

 

・BITMAIN(マイニングに大きな影響を持つ会社)

・Bitcoin.com(マイニングプール)

・Antpool(マイニングプール)

・ジハン・ウーさん(マイニングのボス)

 

↑関連性があるので覚えておくと良いです。

BITMAIN社、ないしASICをめぐる今後にも注目です。

 

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