ビットコインキャッシュ(BCH)とは?特徴や将来性、購入おすすめ取引所

ビットコインキャッシュアルトコイン
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かにたまです。

 

星の数ほどある仮想通貨から国内の金融庁認可の取引所にある、つまり、日本で認められている仮想通貨について記事を書いていくシリーズ。

本日は「ビットコインキャッシュ」ことにBCHついて記事にしたいと思います。

 

この記事を読めばBCHの特徴、将来性、ビットコインとの違いなどが良くわかると思います。

 

良かったらご覧ください。

 

※金融庁認可は2018年7月段階。

今後、変更の可能性もあることはご了承ください。

下リンク先から確認できます。

https://www.fsa.go.jp/menkyo/menkyoj/kasoutuka.pdf

 

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BCH基本情報

名前:BitcoinCash(ビットコインキャッシュ)

通貨単位:BCH

コンセンサスアルゴリズム:PoW(Proof of Work)

発行上限:2100万枚

公式サイト :https://www.bitcoincash.org/ja/

2017年8月にビットコインからわかれて生まれた、まだ新しい仮想通貨です。

 

BCHの特徴

BCHの特徴

ビットコインキャッシュの大きな特徴は以下の2点です。

・手数料が安い
世界中のどこにいても1円以下(取引所手数料除く)の手数料!

・送金遅延が起こりにくい
ブロックサイズ、つまり1度に情報をつめられる容量が大きいため送金遅延が起こりにくく、素早く送金ができます。

 

現在のビットコインキャッシュは32MBのブロックサイズは、ビットコインの32倍です。

これによりPaypal並の処理が可能になっています。

現状では完全にビットコインの性能を上回っています。

 

ビットコインとの違い

ビットコインキャッシュは”Peer-to-Peer Electronic Cash”という元々のビットコインのプロジェクトを引き継ぐ存在です。ビットコインキャッシュはビットコインのブロックチェーン台帳からのフォークで、さらなる成長と拡大を可能にする進化した合意形成ルールを備えています

https://www.bitcoincash.org/より

公式ページにはこのように記載されています。

ビットコインとの大きな違いとして「ブロックサイズを拡張できる」点が挙げられます。

 

BCHがBTCからわかれて誕生した理由

ビットコインキャッシュ(BCH)はビットコインから分岐して(わかれて)生まれました。

では、どうして分岐して別々の仮想通貨として歩む事になったのでしょうか?

 

結論から言いますと、ビットコインの性能に限界が見られたにも関わらず、ブロックサイズを大きくしなかったからです。

 

ブロックサイズが拡張でき、小額決済ができる真のビットコイン作ろうというメンバーが集まりビットコインキャッシュが生まれました。

 

ブロックチェーン説明

四角い箱・・・ブロック
黒丸●・・・取引情報

ビットコインは、ブロックチェーンというものが使われています。

ビットコインのブロックチェーンとは、上図のようにブロックと呼ばれている箱の中に記録された取引情報を入れ、それを数珠繋ぎにしたイメージです。

 

ビットコインがブロックサイズを拡張ぜず1MB固定の理由
かにたまです。 ビットコインに情報を入れるブロックサイズは1MB固定です。 過去、情報がブロックに入りきらずにビットコインがなかなか届かない遅延問題などが起こっていましたが一向に1MBから変わりません。 1MBに制限しているこ...

このビットコインのブロックは1MBで拡張することはありません

なぜならブロックサイズを拡張することで、これまで守られていたビットコインの安全性が壊れる可能性があると危惧(きぐ)しているからです。

 

しかし、近年、利用者が急激に増えたことにより処理が追いつかなくなっていました。

 

ビットコイン未確認取引

すると、ビットコインの送金遅れが目立ち始めました。

上図は2017年5月12日頃のビットコインの未確認取引件数です。

 

この頃になると、ビットコインの未確認取引の件数が165357件に増えていました。

未確認取引が増えるということは、それだけビットコインが処理できず送金遅延が起きているということです。

 

僕は、この時にビットコインを送金したことがあります。

結果、送金から着金まで1日以上もかかりました。

もし、買い物にいって支払いの時に送金するのに1日もかかったら使い物になりませんよね。

 

ブロックチェーン説明図

ビットコインの送金をより送金してもらおうとすると、ビットコインの採掘者であるマイナーに支払う手数料も上げるように設定すれば優先的に送金してもらえます。

※ビットコインはアマゾンのお急ぎ便のように優先的な送金が可能です。

 

こうして送金の遅延により、速くビットコインを送金するには手数料も高く設定するしか無くなってしまったのです。

 

送金の速さと手数料の安さが売りのビットコイン。

それが利用者の増加で送金は遅くて手数料が高くなるという事態が起きました

 

すると、こうなります。

 

怒った男性のイラスト

「ビットコイン、ぜんぜん届かないぞ!!早く届けるのには手数料高くしないといけないなんて!ヽ(`Д´)ノプンプン」

 

考える男性のシルエット

「あかん・・・。これは何とかしないと・・・。」

 

そこで、Segwitというものが実装されました。

segwitのイメージ図

ビットコインのデータは、箱の中のブロックの中にあります。

Segwitは、取引情報を圧縮して1度にたくさんデータを送れるようにして送金遅れを解消しようとしました。

 

これで事は解決したかのように思われました。

しかし・・・

 

怒っている男性のイラスト

「Segwit終わったんでしょ!?また送金遅延が起こっているぞ!」

 

状況は変わりませんでした。

ビットコイン未確認取引数16370Segwitが実装されてもビットコインの未確認取引(送金遅延)が度々見られました。

 

Segwitの実装で10分間の取引処理が4000→7000に増えました。

しかし、昨年の仮想通貨増加人口は急速に増え、2倍程度では遅延が解消されませんでした。

更にSegwitに対応していない取引所等もありました。

 

f:id:moneygamex:20180412174006p:plain

かにたま「つまり、Segwitを実施しても送金遅れや手数料は高いままで状況は大して変わらなかったということになります。」

 

そして、こう提案する人が現れました。

 

お手上げの男性のシルエット

「これじゃ利用者が増えたら更に使い物にならない。遅くて手数料も高くしないと素早く小額送金もできないビットコイン。これではサトシナカモト(ビットコインの生みの親)の理念に反する(※)。よし!1度に処理をより多くできるようにブロックの大きさを大きくしよう!名前は・・・ビットコインキャッシュでいこう!」

 

(※)もともと ビットコインはブロックサイズに制限がないという設定でした。しかし、リソースの無駄、安全性が危うい等の指摘がされ、ビットコインの生みの親であるサトシナカモトは1MBに変更した経緯があります。

 

ビットコインキャッシュのブロック拡大の説明図

ブロックのサイズ、つまり、情報が入る箱の中身を大きくして、沢山の情報を入れたものを使おう!という意見が出てきました。

ブロックサイズを8MB、つまりビットコインの8倍ブロックを大きくすることを考える人が出てきたのです。

こうすれば沢山情報が入るので、送金遅れがなくなるだろうと考えました。

 

すると・・・

考える男性のシルエット

「うーむ、確かに今のままのビットコインでは使い物にならないな。僕もビットコインキャッシュの発展に協力しよう!」

 

ジハン・ウー

「マイニングはわたくしめにお任せを。」

 

こうしてビットコインの開発者の一部や、マイニングを行うマイナー、コミュニティからビットコインキャッシュの支持を集めました。

 

ビットコインキャッシュ

こうして生まれたのが「ビットコインキャッシュ」です。

ビットコインキャッシュのブロックサイズは、現在は8MBから更に増え、32MBになりました。

これは、ビットコインの32倍あります。

 

このようにブロックに余裕を持つこと(ビックサイズになるといいます)で混雑が解消でき、ビットコインキャッシュの送金の手数料は1円以下、送金遅延もなく利用できています。

 

ビットコインキャッシュ誕生の理由

Bitcoin Cash – Peer-to-Peer Electronic Cash

ビットコインの1MBという制限がビットコインキャッシュを生んだとも言えます。

ビットコインキャッシュは小額決済も行えるようにするという明確な意図があります。

 

今のビットコインでは送金遅延が酷くて手数料も高い、すなわち、小額決済は難しいということで生まれたのです。

 

半減期について

基本的にビットコインキャッシュはビットコインと同様の発行枚数であり、同じような仕組みである仮想通貨です。

 

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 Bitcoin Cash Network Statisticsより

なお、次のビットコインキャッシュの半減期は2020年4月7日頃です。

 

ビットコインキャッシュが生まれたのは2017年8月頃ですが、なぜ3年以内で半減期が起こるでしょうか?(ビットコインの半減期は約4年に1度)

 

何故でしょうか?

 

それは、ビットコインキャッシュはビットコインの性質を受け継いでいるからです。

つまり、ビットコインから分岐しているため、前回のビットコインの半減期を基準に設定されています。

 

今後、将来性について

BCHの使用ブロック容量を10%に圧縮する技術「Graphene」が提案されたりと世の中の全ての人が使っても問題が起こらないように日々改良されています

 

5月にはイーサリアム(ETH)の技術である基本的なスマートコントラクトも導入されました。

今後はビットコインキャッシュからイーサリアムのようにトークンが生まれるのかもしれません。

ビットコインキャッシュの現在の性能は明らかにビットコインより上です。

 

しかし、検索数等を見れば明らかですが、まだそれほど浸透していません。

なぜなら、生まれてからまだ1年も経っていないこれからの仮想通貨だからです。

 

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ビットコインも小額決済を実現する「ライトニングネットワーク」「アトミックスワップ」というような技術も研究開発、テストされています。

よって、ビットコインの新しい技術が完成するまでにどれだけ認知されるかが鍵になってくるでしょう。

まだ新しい仮想通貨あり、取引高も仮想通貨の中ではそこそこ高く、この調子で広がっていけば、より大きな存在になっていくと思います。

 

2018年6月、ロジャーバー氏によると、ビットコインキャッシュのコンビニ決済があるコンビニで出来るようになるということが明らかになりました。

 

「電子マネーがあるからいらないよ。」と思うかもしれません。

しかし、使われるだけでも認知度が大きく上がりますし、こういうことが広がって全世界のコンビニで使えるようになると巨大なマーケットとなります。

数年後が楽しみな仮想通貨です。

 

価格&最新チャート

 

↑BCHの価格

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BCHの最新チャートは「こちら

過去の値動きを見てみましょう。

2017年8月:約550ドル
2018年7月:約700ドル
ピーク時:4234ドル

昨年の人類史上最高のバブルにのっかかり、1度大きく上がって元通りに近づきつつあります。

歴史の浅さから、急上昇後に急落していますが、この辺りは過去のビットコインと似ています。

 

国内取引所で購入するには?

国内取引所でビットコインキャッシュ(BCH)を安く購入するならbitbankZaifが良いでしょう。

どちらも金融庁認可の取引所です。

 

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BCC=BCH(ビットコインキャッシュ)のことです。

上表は、記事作成段階の手数料になります。

 

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今後、ハードフォークで新コインが付与される場合、確実に配布はあるでしょう。

 

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