Basic Attention Token(BAT)とは?特徴、将来性について

Basic Attention Token(BAT)アルトコイン
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かにたまです。

本日は記事作成段階(2019年6月7日)で時価総額27位に君臨するBasic Attention Token(BAT)について。

BATとは何か?特徴、将来性、価格チャート、購入おすすめ取引所などを記載します。

良かったらご覧ください。

 

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仮想通貨Basic Attention Token(BAT)とは?概要

通貨名:Basic Attention Token

通貨コード:BAT

公開日:2017年5月31日

発行枚数:1,267,888,630枚(12,68億・2019年6月7日段階)

発行上限:1,500,000,000枚(15億)

創業者:Brendan Eich(ブレイダン・アイク)

公式サイト:https://basicattentiontoken.org/

ホワイトペーパー:https://github.com/brave-intl/basic-attention-token-crowdsale/raw/master/whitepaper/BasicAttentionTokenWhitePaper.pdf

 

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Basic Attention Token(BAT)は、イーサリアム(ETH)ベースの実用的なトークンを使った新しいブロックチェーンベースのデジタル広告プラットフォームです。

 

ICOでは24秒で40億円ほどの資金調達を成功させたことで話題になりました。

 

Basic Attention Token(BAT)の特徴

BATのプロジェクトは、現在のデジタル広告の詐欺と不透明さに対処しようとしています

かにたま
かにたま

現在のデジタル広告はGoogleのような中間の広告代理店が収益の殆どを得ており、不透明で詐欺なども起こっています。

 

広告問題を解決する分散型の透明なデジタル広告

BATは現在の広告モデルの解決のために生まれました。

 

現状のデジタル広告問題

まずは、現在の広告の問題点を、広告主、ユーザー(広告を見る人)、パブリッシャー(※)の立場から挙げてみましょう。

(※)パブリシャー・・・発行主体となり制作や販売、宣伝などを行う事業者のこと。出版社やブログの運営者(ブロガー)などが良い例です。

いくつかの問題点を記載します。

 

広告主の問題点

・広告先は狙ったターゲット層ではなく、Googleなどに自動的に決められるためにユーザーは広告を無視する可能性が高くなります。

・広告費を支払っているにもかかわらず、詐欺的な広告の消化がされる可能性。

かにたま
かにたま

広告費を払ったのに、まともに広告されていないというアドフラウドと呼ばれる問題が起こっています。これは詐欺にあたります。

・広告主のブランド価値を傷つける形で広告が表示される可能性。(ブランドセーフティ問題)

・広告がユーザーに見られているのか?という問題(ビューアビリティ問題)

 

ユーザーの問題点

・広告が邪魔

・広告表示でバッテリーの消費が激しくなる(最大21%ほど)

・サイト読み込みに時間がかかる(約5秒)

・情報流出(購買情報等のデータをとられる、個人情報の流出)

・マルウェアの恐れ(1年で132%増加)

・法律に違反している内容も掲載されている場合がある

かにたま
かにたま

googleアドセンス広告等は、あなたの好み、すなわち、過去に検索したもの、購入したもの等のデータから興味がありそうなものを依頼された広告の中からAIが自動的に表示しています。

 

Yahooニュース広告

普段からGoogle検索で仮想通貨のことを調べていると、上図のように仮想通貨関連の広告が様々なサイトで表示されるようになります。

これはGoogleが僕の検索データをとっているからです。

 

またGoogleでは1ページでの広告表示の制限が撤廃されたので、サイトによっては広告だらけで見づらい状態になります。

 

パブリッシャーの問題点

・収益が低い(グーグルとフェイスブックは、全広告収入の73%、全成長の99%。サイト運営者は66%減)

・違反広告(偽サイト、ボット等)が自分のサイトに表示されてしまう可能性がある

・必ずしも自分が狙っている層に対して広告を出せるわけではなく、ユーザーは広告を無視する可能性が高くなる

・どのサイトに自分の広告が表示されているのかわからず、データがとれない。

 

ブロックチェーンデジタル広告

これらのデジタル広告の問題を解決すべく生まれたのがBATのブロックチェーンデジタル広告です。

「三方よし」という古い言葉がありますが、広告主、ユーザー、パブリッシャーの全てがWin-Winの関係になるということですね。

 

仮想通貨BATの仕組み

BATは、広告主、ユーザーおよびパブリッシャー間で交換できる新しいトークンを作成することによって、現在、中間があることで起こるデジタル広告の問題を解決し、デジタル広告の効率を大幅に向上させます。

それはすべてEthereumブロックチェーンで起こります。

 

広告主

ユーザーがトークンを広告主のサービスに対して返金しすることでさらに収入を増やすことが予想されます。 

 

広告主は広告を掲載する代わりに費用をユーザーとパブリッシャーに支払うことになります。

両方に払うなんて費用がかかるんじゃないか?と思いますが、そんなことはありません。

 

今のデジタル広告はGoogleなどの中間が手数料で1番利益を得ています。

それがBATで無くなる分、費用は安く済みます。

 

ユーザー

広告の表示、非表示が可能になります。

また、広告を見たユーザーはBATトークンが与えられるという報酬があります。

BATは、BATプラットフォーム上のプレミアムコンテンツまたはサービスに対して使用することができます。

もちろん、仮想通貨取引所で売買されているので、売ってお金にすることも可能です。

 

パブリッシャー

サイト運営者などのパブリッシャーは、Googleのような中間がいないことで広告収入が増加することが見込まれます。

 

 

Brave(ブレイブ)ブラウザ

BraveブラウザとBATトークン

↑上図のライオンのマークがBraveのロゴになっています。

 

BraveブラウザBasic Attention Token(BAT)で新しい契約(A New Deal)となるものであり、BATにはBraveブラウザ上で機能します。

かにたま
かにたま

つまり、この現在のデジタル広告を解決するBATの仕組みが利用される場所が「Braveブラウザ」になるというわけです。

 

ブラウザとは、コンピューターのデータやプログラムをインターネットの情報としてパソコンやスマホで文字や画像として映し出すものです。

前述したGoogleクロームやSafari、Firefox、Internet Explorer(インターネットエクスプローラ)などがそれにあたります。

ブラウザを利用しているからこそ、僕達は世界中の情報をインターネットで見て、知ったりすることができるわけです。

 

Braveブラウザの特徴は、悪意のある広告などブロックする高速で誰でも閲覧できるオープンソースでプライバシー重視のブラウザとなっています。

 

個人の閲覧履歴や個人データが一切、外に漏れることがないように設定されています。

また、プライベートモードもあり、これにより個人情報などを守ることができます。

 

Braveブラウザは、公式サイト(https://basicattentiontoken.org/)から無料でダウンロードできるようになっています。

登録や利用料などもありません。

 

モバイル版のBraveブラウザ

PCだけではなく、モバイル版のBraveブラウザもあります。

 

Brave検索エンジン

Braveブラウザの検索エンジンは事前に設定して利用します。

例えば、GoogleにするとGoogle検索エンジンが利用できます。

拡張機能もあり、Googleクロームと同じものが利用できます。

 

 

さて、Braveブラウザの主な機能は上述した現在のデジタル広告問題を解決するような機能が備わっています。

その大きな特徴を3つほど記載します。

 

高速

スピードテスト

サイトの表示速度をはかるスピードテストでは、同じサイトでも従来のブラウザに比べて2~3倍はやく表示させることができます。

 

それは、Braveは最初からGoogle広告等が表示されないようになっているからです。

表示される広告はBATを使っている広告主の広告になります。

 

 

広告のブロック

Braveの広告ブロック機能

Braveブラウザは、最初から広告ブロック機能があります。

よって、広告自体を非表示することができます。

 

Youtube等の動画広告も非表示にすることができます。

 

実際に試してみると、Braveのブラウザの方は広告が表示されずに速かったです。

・Googleクロームの場合↓

Googleクロームの表示画面

赤枠で囲った部分に広告が表示されます。

 

・Braveの場合↓

Braveの表示画面

広告が表示されなくなりました。

 

広告閲覧による報酬

「広告をブロックできることで、誰も広告を見なくなるのでは?」と思うかもしれませんが、Braveブラウザ上で広告を見たユーザーはBasic Attention Token(BAT)が与えられ、報酬を得ることができます。

かにたま
かにたま

BATが報酬として得られることから広告を必ずしも非表示にすることはないということです。

 

Braveブラウザのオートコントリビュー

また投げ銭機能があり、コンテンツ提供者などに送ることもできます。

上図画像ように特定のサイトに定期的に送るような機能もありましたね。

 

かにたま
かにたま

FireFoxなどのブラウザに関わっていた開発陣がいるためか思ったよりも使いやすかったですね。グーグルクロームとあまり変わらないなという印象でした。

 

Basic Attention Token(BAT)の将来性

現在のBATは未完成であり、期待値が選考していることは否めません。

GoogleやFacebookというような超強大企業とも競合になります。

 

しかし、デジタル広告の問題を目の当たりにして、浸透していく可能性はあると感じています。

 

Braveのデータ

実際にBATのBraveブラウザを導入して試してみましたが、たった10分ほど4サイトを見ただけで自動的にブロックされた広告、トラッカーがこれだけありました。

インターネットでデジタル広告であふれていることがわかりますね。

 

なお、保存された推定時間とは、読み込み速度の向上で節約できた時間の事だと思います。

これが蓄積されると大きいです。

 

現代のデジタル広告問題を解決すべく、JavaScriptの生みの親である天才Brendan Eich(ブレイダン・アイク)のもと、今後のBAT開発陣への期待感はあります。

 

 

未完成

Braveのページを見るとわかりますが、まだ初期段階です。

広告閲覧によるBATの報酬を得ることも始まったばかり。

 

報酬がもらえるようになったのもほんの最近です。

2019年の4月24日にブレイブのウェブサイトで発表されています。

 

ちなみに2019年6月7日にBraveブラウザを試してみたところ、最初から報酬がもらえるように設定されていました。

しかし、「申し訳ありません!広告はお住まいの地域ではまだご利用いただけません。」と記載されました。

なお、日本の東京都内で試しました。

 

どうやら広告を見て、BATトークンがもらえるという事は現時点の日本では難しいようです。

 

ただ、コンテンツ提供者の方は日本でも報酬が貰えたり、無料配布もあったようですね。

 

現時点では、米国などの一部の国にしか対応しておらず、未完成な所は否めません。

 

なお、日本からでもVPNでアメリカ経由にすれば可能になるようですが、おススメしません。

ググるとわかりますが、日本ではVPNの扱いについては曖昧(あいまい)でグレーゾーンです。

 

※追記
braveブラウザが日本対応になりました!!

 

巨大企業への挑戦

BATは広告業界の根底を変えるものです。

 

「広告」の検索結果(google)

現在の広告の表示に関しては、問題があります。

それは「広告」と検索すると関連ワードで「ブロック」とあるように広告が邪魔でブロックしたい(非表示にしたい)人がいることからもわかると思います。

 

広告業界の市場規模は2019年段階で6400億ドル。

そして、規模も年々、右肩上がりで増え続けています。

よって、BATが浸透に成功した際の影響は計り知れません。

 

ただし、現在のデジタル広告を支配しているのは「Google」「Facebook」など、あまりにも強大な企業です。

上で「広告 google」とあるように広告といえばGoogleというのが世の中の一般的な考えです。

 

そして、Googleといえば「Google Chrome」というブラウザが有名で利用している方も多いと思います。

ブラウザの「Brave」とは競合となるわけです。

 

このようにあまりにも強大な企業達が競合であるため、BATを浸透させるまでには長く、険しい道のりになるでしょう。

 

ロードマップからわかる開発の遅れ

Basic Attention Tokenのロードマップは2018年度までのものは公開されていますが、それ以降は見当たりません。

過去のロードマップで「目的が達成されたら新しいロードマップを作成」と記載されていることからもわかるように、まだ目的は達成されていません。

 

BATだけではなく、仮想通貨全般に言えることですが、イノベーション分野で時間がかかります。

今後の開発状況もしっかりと注目していく必要があります。

 

Brendan Eich(ブレイダン・アイク)

GoogleやFacebookという強大な企業がある中、なぜBATは高い時価総額を持っているのか?

 

それは創業者であり、Braveを立ち上げたBrendan Eich(ブレイダン・アイク)への期待もあるでしょう。

 

Brendan Eich(ブレイダン・アイク)

↑BATの創業者でもありCEOのBrendan Eich(ブレイダン・アイク)氏

 

Brendan Eich(ブレイダン・アイク)は、プログラミング言語「JavaScript」の生みの親です。

JavaScriptは数あるプログラミング言語(200種類以上)の中で最もポピュラー、つまり、今や世界一使われている言語になっています。

かにたま
かにたま

例えば、パソコンのマウスをあてたときに何かしらのアクションが起こるのは、JavaScriptの働きであると言われています。

 

MozillaとFirefox

また、MozillaとFirefox(ブラウザ)の元共同設立者でもあります。

 

このようにBrendan Eich(ブレイダン・アイク)が手がけたものが既に世界中に一般的に浸透してるために、その彼が手がけるBATも上手くいくのではないか?と期待されているわけです。

 

 

Basic Attention Token(BAT)の価格チャート

 

Basic Attention Token(BAT)の価格チャート

 

記事作成段階時点(2019年6月)でのBATの最高価格は、2018年1月10日に記録した0.9711ドル(106,8円、1ドル110円計算)です。

仮想通貨バブル崩壊で9割以上価格を下げましたが、現在は回復基調にあります。

 

2018年11月にBATがコインベースProに上場したことにより下落相場でも急騰したことがあります。

チャートを見ると、BATは特に価格変動の波が激しい印象があります。

 

Basic Attention Token(BAT)の購入おススメ取引所

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Basic Attention Token(BAT)は国内取引所で購入することはできません。

 

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仮想通貨市場のアマゾンになりえる取引所です。

 

個人的には、おススメしています。

 

ただし、現状で販売されているのは海外取引所です。

Basic Attention Token(BAT)は日本円で購入することはできません。

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