かにたまです。
香港のとある大富豪が仮想通貨取引所「Bakkt」に出資したことが話題になっています。
下落相場に投資を行うこの香港の大富豪とは一体誰なのでしょうか?
香港大富豪、仮想通貨取引所「Bakkt」に出資
ビリオネアでもあり、香港最大の企業である「長江実業グループ」の会長の李嘉誠さんが運営しているHorizon Venturesを通じ、仮想通貨取引プラットフォームである「Bakkt」に出資を行ったことが話題になっています。
We are pleased to confirm that we have completed our first round of funding of $182.5 million https://t.co/Cc2EsoQMcT
— Bakkt (@Bakkt) 2018年12月31日
早速、調べてみると、実際に1億8250万ドル(約197億円)資金調達を達成した記事が掲載されており、Bakktの資金調達リストにHorizon Venturesの記載が見つかりました。
確かに「Horizon Ventures」と記載され、投資を行っていることがわかると思います。
マイクロソフトベンチャーキャピタルや、価格予想で有名なマイク・ノボグラッツさんが率いるギャラクシー・デジタルも出資していますね。
ピンチはチャンス?李嘉誠さんについて
FacebookやSkypeにも初期投資をしたということで知られている90歳。
その香港のビリオネアの李嘉誠さんは、一代で財を築いた叩き上げの人物で、ピンチの時こそチャンスという哲学を持っています。
例えば、香港最大の企業グループとなった「長江実業グループ」長江集団が大きく成長する契機となった出来事として、1966年からの文化大革命と、1989年の天安門事件があります。
この際、李さんは暴落した香港の土地を買いに買い、天安門事件後は中国に大いに投資して、会社を大きくしたという経歴があります。
3度目の仮想通貨分野への投資も盛り上がり前
李嘉誠さんが仮想通貨分野に出資するのは、今回のBakktが初めてではありません。
過去にも今回のようにHorizon Venturesを通じ、2013年初に決済サービスのBitpayに出資し、2016年初にもブロックチェーン企業のBlockstreamにも出資しています。
ビットコインの歴史と価格推移 – ビットコインの解説 | Bitcoin日本語情報サイト
投資時期は、全て相場が盛り上がる前のタイミングでした。
まさに過去2回目は、李さんのピンチはチャンスの時に出資されています。
今回、もちろん上手くいくとは限りません。
しかし、今の下がり続けている相場で撤退企業も出ている中での出資は「厳しいときにこそチャンス」という哲学が出ていると感じ取れます。
Bakktについて
Bakktの先物取引は、ビットコイン現物を扱うBakktのプラットフォームでBTC購入することで現物市場でも購入される、つまり、ビットコイン現物に資金が流れるという仕組みとなっており期待されているビットコイン先物取引です。
Bakktは、今年の2019年の第一四半期に仮想通貨の先物市場を始動させる計画です。
ただし、予定は遅れており、現状のBakktの状態では、承認先のCFTC(米商品先物取引委員会)の要求レベルを満たすことはできなかったことで、過去にも2018年12月12日 → 2019年1月24日→ 2019年第一四半期内(4月~6月)と延期が続いています。
よって、2019年の第一四半期内に始動する事は確実ではないと考えています。
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