かにたまです。
本日は仮想通貨の1つである「Augur(オーガ)」について記事にします。
非常に将来性が期待されている一方で日本には相性の悪さも感じられます。
一体、どういうことか?
Augurの特徴、将来性はあるのか?等について記事にしていきます。
良かったらご覧ください。
Augur基本情報
名前:Augur(オーガ)
通貨コード:Rep
発行上限:1100万枚(最初から1100万枚ありマイニング等がありません。)
公開日時:2015年10月頃
公式サイト:https://www.augur.net/

Augurには、ETHのスマートコントラクトを使った仕組みがあります。
Augurは、ウォレット(wallet)は、 イーサリアムネットワークのトークンのためイーサリアムのウォレットで管理します。
よって、AugurはETHの価格に左右されることが多いです。
仮想通貨Augur(オーガー)とは?
Augurは、Ethereum(イーサリアム)のスマートコントラクトプロジェクトの一つで、「占い師」を意味する言葉です。
未来予測市場のための分散型プロコトルで、オープンソースの未来予測市場のプラットフォームにユーザーが参加し、未来を予測して、その予測が正しければ仮想通貨で報酬をもらえるという仕組みで、「群衆の知恵」というシステムとブロックチェーンを使用しています。
群衆の知恵とは、多くの人々がお互いの知識に影響されることなく、個別に自らのデータを生み出し、その個別データを匿名で集計することで、知恵が得られると考える仕組みです。
Augurのプラットフォーム内でトレード可能な仮想通貨は「Reputation(評判)」。
未来を正しく予想できた人はReputationを受け取り、失敗するとReputationを失います。
上のcoincheckが説明しているオーガーの中に「未来予測市場」との記載がありました。
未来予測市場?
一体、なんのこっちゃ?という話ですが、予想が当たるとオーガーがもらえて、予想が外れるとオーガーを失うというギャンブルのような「未来予測市場」という大きな特徴があります。
例を挙げてみましょう。
例えば、明日の天気の予想を予想します。
「晴れ」と予想したとします。
しかし、翌日は天気が崩れて雨になってしまいました。
こうして、予想が外れるとオーガーを失うことになります。
このように未来の予想である「未来予測市場」に使う仮想通貨がAugurなのです。
これは、日常のありとあらゆることで作ることができます。
天気1つでも、明日の天気だけではなく、明後日の天気の予想や、1年後の天気の予想するギャンブルが作り出せますので、無数に作り出すことができます。
こちらの動画でホリエモンがオーガの仕組みについて言及されています。
Augerを保険で使う具体的な活用例を以下に記載します。
3、病気にかかった際に、医者等が結果の判断を行う
4、医者などをレポーターにして、「病気にかかった」という結果が正しいと判断されれば、保険料としてお金が支払われる。
5、以上を全自動で行なう。
一例ですが、保険でオーガーをこのように活用することができます。
実は世の中にはギャンブル以外で保険などでも予測市場の要素が無数にあります。
オーガの未来予測市場は、この保険のようにあらゆるジャンルに活用できる潜在能力を秘めており、非常にその将来性が期待されています。
AugurはETHの生みの親がアドバイザー

Augurは、イーサリアム(ETH)の共同創業者の一人であるヴィタリック・ブテリンがアドバイザーを務める仮想通貨です。
だからこそ将来性があるとも言われていますね。
かにたま「AugerはETHの子供のような仮想通貨です。」
Augurの将来性が間違いなくある理由
上の動画でホリエモンの言う自分で胴元になることが出来ると言っていましたが、胴元というよりは発案者であり、Augurの中では実際のギャンブルのような胴元は不要になります。
Augurは、胴元がおらず、レートなどをコントロールするような不正ができない、非中央政権の未来予測市場(ギャンブル)ができる点で注目されています。
つまり、不正のない公平なギャンブルが仮想通貨Augurを使うことで可能になります。
現状のギャンブルは胴元がおり、中央政権ですので、不正が起こる可能性もあります。
例えば、くじで大当たりが10本あるといっても、実際に確認できないので、本当に10本あるかわかりませんし、そもそも当選者も架空の人物かもしれません。
また、ご存じのように胴元が必ず儲かる仕組みになっています。
最近、仮想通貨界隈で話題になったヒカル君がスクラッチを売り切れになるまで買い占めて大当たりが出るのか検証している動画をあげていたのを見ましたが、Augurを使うとヒカル君のように全部買い占めて確認する必要もなくなります。
オーガーは、オッズ算出、賭け金預かり、事実認定、配当をする「ブックメーカー」と呼ばれる役割をすべて自動で実行します。
そして、その賭けの結果の判断、つまり事実認定も誰もが確認ができます。
現在のギャンブルように胴元や特定人物が事実を認定するのではなく、「レポーター」と呼ばれる多数の人で分散的に事実を認定する仕組みがあります。
もし、誰かがインチキしていたら皆が確認でき、不正を指摘できますし、ブロックチェーン上に記録が残るので結果を改ざんできません。
そして、Augurを使うと以下のことが可能になります。
・誰でも賭けに参加できる
・結果を胴元が判断せず、皆(レポーター)で分散的に判断する
・胴元を経由せず、配当を自動的に実現させる
運営がいないので従業員も不要となり、コスト(費用)を下げることができ、ブロックチェーンの技術によって不正ができないクリアなやり取りができる、不正の起こらない公平な真のギャンブルが楽しめることが可能になります。
これはイーサリアム(ETH)のスマートコントラクトの仕組みを持っているからこそ、なせることでもあります。

顧客にとって胴元が必ず儲かる今のギャンブルよりも、Augurの不正がなく真に公平なギャンブルができる方が需要があるのは明白です。
不正がなく、胴元がいないことで50%の確率で勝てるならば、ギャンブルを始める人もいるのでしょうか?
かつては日本でも上場していたが・・・法律上の問題
かつてコインチェックにAugurが上場していました。
しかし、コインチェックはAugurや匿名通貨であるZcash、Dash、Moneroを廃止すると発表しました。
と言いますのも、これらの通貨がネックでコインチェックがみなし業者から金融庁の仮想通貨交換業者になることができなかったからです。
実際、上場廃止後、仮想通貨交換業者として2019年1月に認可されました。
Augurのようなギャンブル性のある通貨や、Zcashなどの匿名性が強い通貨は風紀の乱れやマネロンの可能性が疑われています。
Augurに至ってはみずほ法律事務所によると、日本国内の賭博法に抵触すると記載されています。

法律の専門家である弁護士さんですら、どうなるかは断定できないことから今後、日本で再び売買できるようになる可能性は秘めています。
日本では、基本的に賭け事は基本的に禁止ですが、競馬や競艇、パチンコ、宝くじ等は法律で例外的に認められています。
何でもギャンブルにできるAugurを果たして国が認めるかが非常に大きな課題になります。
実際、2018年5月、国内取引所のコインチェックではAugurの取り扱いは廃止になりました。
もし、様々な国で認められたとしたらビットコインより枚数の少ないオーガーです。(ビットコインは最大2100万枚、オーガーは1100万枚)その価格も上がりそうな気がします。
正直、胴元に利益が出る国が認めたギャンブルよりも、Augurの不正ができないギャンブルの方がよっぽど健全だと思います。
とはいえ、誰にでもAugurを使うことができるので、世の中ギャンブルだらけになる可能性もあり、認められるにしても時間がかかると思います。
日本でカジノが出来たらまた変わってくるかと思われます。
横浜や北九州にできるという噂が聞いていますが、いつできるのでしょうかねえ・・・。
Augurの価格、チャート
Augurまとめ
まとめると、、、
・中央集権でみんなで結果を判断するので不正が起こらないギャンブルが可能になる。(不正をしてもバレる)
・誰でも未来予測市場(ギャンブル)が作り出せる
・運営がいないのでコストがかからない
・保険など色々な市場にアプローチできる可能性を秘めている
Augurの単位に注意
最後にどうでも良いことからも知れませんが、意外と間違える人がいるので記載します。
オーガは、単位はRep、仮想通貨リップルは英語でReppleと書きますのでリップルと間違えられやすい仮想通貨です。
以前、コインチェックで売買されていた頃にオーガを購入してしまった人がリップルを購入、またその逆もありました。
リップル(Repple) = 単位はXRP
オーガ(Augur) = 単位はREP
ややこしいのでご注意下さい!(;´Д`)
かつて、Augurがコインチェックで売買されていた時にリップルとオーガは隣同士という、まるで嫌がらせのような配置になっていました。
今度、日本の取引所で販売される時代がきたら隣同士は避けて欲しいですねw
コメント
Augurは今後有望ですね
ただiXLedgerと言う保険を対象とした暗号通貨も
有るのですが用途が被りませんかね?
IXTもバフェットの子会社が行っているプロジェクトで面白いですね。
似たような通貨ではありますが、IXTは保険特化でまだまだ実用化に至ってはいませんので、現時点ではAugurに分があるかと思います
なるほど
と言う事は先行してて、かつ保険に留まらず
全ての分野に応用可能なAugurが有利かも知れませんね。
今のところはという感じですね。
そもそもまだ仮想通貨自体が浸透していないので、どれもこれからかと思われます。