資産運用を行う上で知っておきたい金融商品と金利の関係性

資産運用を行う上で知っておきたい金融商品と金利の関係性資産運用入門
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かにたまです。

 

以前、「~初心者向け~ 何に投資すれば良い?資産運用でのお金の増やし方」にて債券、株などの金融商品への投資をご紹介しました。

 

これらの金融商品は金利による影響を受け、ある傾向が見られます。

そこで本日は資産運用を行う上で知っておきたい金融商品と金利の関係性について記事にします。

 

良かったらご覧ください。

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金融商品と金利の影響

 金利が上がる時金利が下がる場合
債券

債券は下落しやすい

例えば、金利が2%から3%に上昇すると、これまでの古い金利が低い2%のものは売れなくなります。

よって、債券は下げないと売れないために下落しやすいです。

債券は上昇しやすい

例えば、金利が5%から4%に下落すると、新しい金利が低い4%のものは誰も買いません。

よって、債券の価格を上げないと新しい金利の債券が売れないために上昇しやすいです。

株価

株価は下落しやすい

金利が上がると株価が下落しやすいのは、多くの企業は銀行から融資をうけて(借金をして)います。

そのため金利という利子が上がると新たな資金の借り入れが難しくなり、株価は下がる傾向にあります。

株価は上昇しやすい

金利が下がると株価が上昇しやすいのは、多くの企業は銀行から融資をうけて(借金をして)います。

金利という利子が下がると、新たな資金の借り入れが容易になり、設備投資などにまわし株価は上がる傾向にあります。

為替

円高になりやすい

円の金利が上がると、円の方が利益がでるわけですから、円が買われやすいです。

よって円の価値が上がり、円高になる傾向があります。

円安になりやすい

円の金利が下がると、円の利益減るわけですから、円が売られやすいです。

よって円の価値が下がり、円安になる傾向があります。

不動産

不動産価格は下落しやすい

金利が上がり株価が下落しやすいことで不景気になり、土地の価格が下がりやすくなります。

不動産価格は上昇しやすい

金利が下がり株価が上昇しやすいことで好景気になり、土地の価格が上がりやすくなります。

基本的に金利が上がると色々な金融商品は下落、逆に金利が下がると金融商品は上昇しやすい傾向にあります。

 

現在、いざなぎ景気越えと呼ばれたり、株価が上昇しているのは金利の低さにあります。

日本銀行の金利(預金・貸出関連)を見ると今の日本の金利の低さがわかります。

 

アベノミクス後、ここ数年は金利は低く、好景気ですが、バブル崩壊時は金利が大きく上下している傾向が見られます。

いくら債券が安全資産と言っても、絶対ではありません。

金利の動向を見ながら上手く資産運用していくことが重要になります。

 

金利による資産運用法

上記を踏まえると、一般的に金利上昇期は株価、不動産等が下がり、買いの機会が訪れますので株価や不動産などの購入が有効です。

一方、債券は金利が上昇すると債券の価格は下落するので長期国債等はやめて短期のものにした方が良いと言われています。

 

逆に金利下落時は、株価、不動産価格などが値上がり、高値掴みになる可能性がありますので、購入には向いていません。

一方、債券は金利が下落すると債券の価格は上昇するので、今度は逆に長期国債等の購入が向いていると

 

 

現在の日本のマイナス金利への対応

ご存じのように現在の日本の金利は2016年から一部で円高防止対策としてマイナス金利を実施しています。

マイナス金利、すなわちお金を預けるとお金は増えずマイナスになるということです。

借りる人にはメリットがあり、逆にお金が戻ってきます。

 

ちなみにマイナス金利が導入されたのは当座預金であり、マイナス金利は個人のものには行われていません。

そして、現在の所は、個人向けの債券に大きな影響は見られていません。

 

しかし、マイナス金利が導入されたことから、金利が比較的良い個人の「変動金利型10年満期」などの商品の募集がなくなる可能性はありますね。

 

正直な所、現在の日本はマイナス金利で金利上昇のリスクがあることから現在の日本に投資することはあまりおススメできません。

 

金利が上がると株価は下落しやすい傾向にあります。

資産運用は長期投資が基本ですが、この状態での長期投資はどうかなと感じています。

既にマイナスの金利の状態でこれ以上のマイナス金利になるのか?というのは非常に疑問ですね。

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