かにたまです。
ここ最近、米国とイランが戦争を始めるのではないか?と連日、ニュースが続いていますね。
それと同時にBTC価格も急騰しています。
本日は、この件に関して起こっている事、思う事などを記事にします。
良かったらご覧ください!
イランと米国で緊張高まる
イランは、サウジアラビアの少し北にある中東国の1つです。
そのイランの英雄とも呼ばれている軍人で国民的人気のソレイマニ司令官が米国によって殺害。
米国も認めたことから緊張が高まっています。
この背景としては、イランと米国は対立関係にあることが挙げられます。
もともと、イランは今の日本とアメリカのように親米関係でしたが、1979年の「イラン革命」や、同年のイランの若者達がアメリカ大使館に突入し、人質をとり、約444日間も占領した「アメリカ大使館占領事件」で両国の関係は大きく悪化しました。

1年以上も米国大使館が占領されていたのであれば、米国人がイラン人を悪く思うのも納得できると思います。
こうして仲が悪い両国ではありますが、今回、イランの司令官の殺害まで至った背景には、トランプ大統領陣営にいるイラン強硬派である「ポンペイオ国務長官」や「ボルトン大統領補佐官」の影響が大きいのではないかと言われています。
両国の関係はNHKの「アメリカ vs. イランなぜ対立するの?」等を見ればよくわかります。
興味があればご覧ください。
石油や天然ガスの殆どをイランなどの中東から輸入している日本への影響は大きいです。
実際、過去ではイランイラク戦争で石油価格が大きく上昇しています。
戦争懸念で金やビットコインが急上昇!
この状況でビットコインの価格が急上昇しています。
昨日、その2日前には1BTC78万ほどでしたが、1BTC86万まで上昇していました。
この急騰の背景には、ビットコインがイラン人のリスク資産として考えられている背景があります。
Курс BTC на LocalBitcoins в Иране превышает эквивалент 29 тысяч долларов.
Трамп дал жару pic.twitter.com/RefeSvXpab
— Thirteen (@ua_thirteen) January 3, 2020
何と、現在のイランの仮想通貨市場(LocalBitcoins)でのBTCレートは、1BTC=約29,000ドルに相当するそうです。
これは日本円に換算すると、1BTC=約313万円(1ドル108円で計算)になります。
こんなに高くて買うなんておかしくない?と思うかもしれませんが、砂漠の真ん中で水を売っていればどれだけ高くても買う人がいるように緊急時には必要だと感じれば相場によらず購入する人もいるわけです。
それにしてもここまで高騰しているとは思いませんでしたね。
有事の金と言われているように、金の価格も急騰しています。
今回、戦争への懸念が上昇要因になっている可能性は高そうですが、そうなると仮に戦争が起こらなかった際には大きく下落する可能性があります。
今回、乗れなかった方は飛び乗らずに次の機会を待った方が良いですね。
2020年11月3日からトランプ大統領は再び米国大統領選挙を控えており、この時期には戦争は起こしたくないはずです。
注意ぶかく今後の動向を見ていく必要があるでしょう。
有事に金やビットコインが買われる理由
ところで、なぜ戦争などの有事には金やビットコイン等が買われるのでしょうか?
有事の金と言われるようになったのは、ベトナム戦争時でも金は交換レート(固定相場)で売買ができ、どんな際にも価格が保証されていたからです。
戦争の状況によっては経済が悪化、通貨は不安定になりますから、当時、固定レートの金に交換したというわけです。
なお、「金暴落を招いた湾岸戦争ーなんぼや」などを見るとわかりますが、戦争が起こると金などは大きく暴落したこともあります。
ビットコインも有事の金同様に考えられているのであれば、暴落の可能性もあるわけで、そうした意味でも今回の上昇に飛び乗らず次を待つと上記で書きました。
上昇は一時的なものであると思うものの・・・
今回、金同様にビットコインも急騰しています。
上で有事には金やビットコインが買われるのか?と書いていますが、市場規模からもわかるようにまだ世界ではビットコインは金ほどの信頼が得られていないと感じています。
戦争懸念で上がっている今回の上昇は一時的なものでしょう。
仮に戦争に突入しても売られるかと思われます。
ただ、ビットコインは確実に価値を上げています。
まずビットコインのネットワークの活発さや強固性を表すハッシュレートが高値を更新し続けているという事実です。
つい先日、最高値を更新し、ハッシュレートだけなら1BTC240万円に到達したバブル時期を超えています。
そして、ビットコインの財布であるウォレット数も上昇し続けています。
つまり、毎年のようにビットコインを使うユーザーが増えて続けているわけです。
このようなデーターから、相場ではなく実需という点ではビットコインは今でも確実に価値を上げ続けているといえます。

このように確実に広がっているビットコイン。
このような増加が価格には反映されていないものの2020年5月にはビットコインの半減期があり、売り圧が従来の半分になる点から徐々に価格への影響も出てくると予想しています。
1ブロックあたり12BTC ⇒ 6.25BTCに減少。
1ブロックは約10分で生成されますから、年間328,500BTC(6.25BTC✖365✖24✖60÷10)の売り圧が消えます。
これは1BTC85万円計算で2800億円相当の売り圧になります。
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