仮想通貨Algorand(アルゴランド)とは?特徴や将来性などについて

Algol andアルトコイン
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かにたまです。

 

本日はアルトコインAlgorand (ALGO/アルゴランド)について。

どんな仮想通貨なのか?特徴や将来性、価格チャート、購入おススメ取引所などについて書いていこうと思います。

 

そして、市場公開後、いきなり世界No’1の取引所であるバイナンスに上場、その後、大暴落でICO割れ等があり、大きな話題を呼びました。

その真相についても記事にします。

 

良かったらご覧ください。

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Algorand (ALGO/アルゴランド)とは?

通貨名:Algorand (アルゴランド)

通貨コード:ALGO

公開日:2019年7月21日

発行枚数:429,841,312枚(約4.29億枚・2019年11月12日段階)

発行上限:2,961,113,155枚(約29.6億枚)

創設者:シルビオ・セルゲイ

運営:アルゴランド財団

ブロック生成速度:1分

コンセンサスアルゴリズム:PPoS(Pure Proof of Stake )

公式サイト:https://algorand.foundation/

ホワイトペーパー:https://www.algorand.com/resources/white-papers/

ソースコード:https://github.com/algorand

 

オープンでパブリックかつ許可のないブロックチェーンの確立を中核とする信念を持つアルゴランド財団は、誰もが公平で国境のない経済の可能性を活用する機会を提供する包括的なエコシステムのビジョンを持っています。

 

アルゴランドの循環供給と総供給

まだ総枚数29.6億のうち4.29億枚ほどしか市場に流通していません。

アルゴランドは、5年間で合計で総共有の30%である6億枚をオークションで販売してくという方針です。

 

まだ市場に出たばかりのアルトコインですが、既にバイナンスやコインベースPro等に上場しており、周囲を驚かせています。

 

特徴

アルゴランドの主な特徴を記載します。

 

PPoS(Pure Proof of Stake )

AlgorandではPPoS(Pure Proof of Stake )という独自の仕組みが採用されています。

 

この仕組みは、ビサンチン問題を解決する仕組みになっています。

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ビサンチン問題とは、悪意がある場合、ネットワーク全体で1つの意思決定ができないという問題です。

 

つまり、悪意があるものがいても、安全な取引ができるようにPPoSが採用されています。

悪意を持って記録を改ざん等がされないように設計されています。

 

これは2つのステップを持って悪意の排除を行っています。

ステップ1: 1人(ノード)を選んで新ブロックが生成する
ステップ2: 複数人(ノード)がスロットで選ばれ、その新しいブロックを認証する

 

ステップ1で新しいブロックを作成する1人を選びます。

しかし、この1人が悪意のある者であった場合は問題になることがわかると思います。

 

そこで、Step2では、そのブロックを承認するメンバーを複数人選びます。

選ばれたものは「承認委員会」と呼ばれています。

その数は数千に及び、悪意のある者がブロックを作成していれば非承認にして排除することができます。

 

つまり、1人でブロックを作成して承認するのではなく、承認されるためには数千もの監視があるため悪意があるものがいれば発見でき排除することができるわけです。

 

そして、この工程のみで新ブロックの作成が完了するため、ブロック生成時間はビットコインのように10分かからず、約1分で完了します。

 

許可が不要で安全性の高い公平な非中央集権

アルゴランドのネットワークは公開されており、すべてに公開されています。

ユーザーは、アルゴランドのブロックチェーンを使用するために信頼できる機関の承認を必要としません。ユーザーの単一クラスがあり、ゲートキーパーはありません。

すべての参加者はすべてのブロックを読み取り、将来のブロックでトランザクションを書き込む機会があります。

Algorandプラットフォームには、最小限の処理能力と適度なITリソースが必要です。

アルゴを所有するすべてのオンラインユーザーは、自動的にブロックコンセンサスに参加できます。

 

上記のブロックを承認する「承認委員会」は公平に抽選で決められます。

そして、この「承認委員会」メンバーが本人以外は分からないという特徴があります。

そのため、仮に悪意を持った者がいたとしても、他のどこが委員会のメンバーであるか知ることができないため、攻撃する所がわからず妨害を防ぐことができます

 

 

ICO価格割れ、暴落した2つの理由

アルゴランドは、バイナンスやコインベースProなどの数々の有名どころの取引所に既に上場している有力なプロジェクトではあります。

 

しかし、記事作成段階での価格は約30円、ICO価格(1ALGO=2.40ドル=約262円)から大きく下落しています。

普通ならこれだけのクラスの取引所に上場できればこんな事にはならないのですが、なぜでしょうか?

 

1つ目の理由は、ICO前の私募の段階で安値で購入した投資家達が売り抜けたためです。

私募とは、ICOなど一般から募集する「公募」前に大口投資家などで少人数に基本的には、より安価で販売するものです。

 

アルゴランドは、ICOの前に2018年2月に4,000,000ドルを調達、2018年10月に62,000,000ドルを調達しています。

これは一般公開ではなく、信頼のある投資家のみに販売したということですが、その投資家の誰かが売り抜けたということです。

 

ちなみに私募価格は、1ALGO=0.05ドル=5.45円でした。

バイナンスに上場した際には、3.3ドルほどでしたから初期投資家にとっては66倍です。

額も大きいはずなので、仮に1,000万円程度でも売り抜けで6.6億円が得られたというわけです。

よって、初期投資家達が大きな利益を得られるということで売ってしまいました。

初期売り逃げがないようにロックアップ期間を定めなかったことが原因です。

 

現在、アルゴランドチームは、約束を破り、このような売り抜けが今後ないように投資家と連絡を取り、全員のウォレットを監視しているとツイートしています。

 

 

2つ目の理由としては、ICO価格が上昇しすぎてしまったためです。

アルゴランドのICOは、一連のオランダのオークションを通じて配布されました。

※販売の詳細については、こちらをご覧ください

 

さて、この際のオークション形式ですが、売り手が高めに設定した価格から順に値を下げてゆき、最初に買い手がついた値段で販売するという「ダッチオークション形式」で販売されました。

すなわち、ダッチオークション形式で販売したため、ICO価格が必要以上に価格が上昇してしまったことにあります。

 

あのETHですら、現在の総数が1.08億枚ほどのイーサリアムですらICO価格は、1ETH=0.1ドル=約11円でしたからね。

今後、総数29.6億になるアルゴランドが初期価格で1枚262円というのが、如何に高いかわかると思います。

 

今後、この手のケースのICOやIEOは増えてくるでしょう。

 

ただし、それを利用して、今後、未公開株の売り付けのように詐欺も頻繁に起こるかと思われます

最安値で購入できるからと詐欺られないように注意してください。

普通の投資家にそのような話はまず来ないです。

かにたま
かにたま

株式の世界で新規未公開株ですら詐欺がある中で、まだ法整備が整わない仮想通貨界では、ほぼ確実に詐欺が出ると予想しています。

 

将来性

アルゴランドの将来性を記載します。

ゼロ知識証明を発明したシルビオ・セルゲイなど優秀な開発陣はいるものの、現在はICO価格割れなどで信頼を失っており、試行錯誤はしているものの回復まで時間がかかりそうな印象です。

 

アルゴランド購入履歴

最近、価格が安定傾向にあり、6時間移動平均線などの短期線で上抜けなどチャートの形が良くなってきているので、ほんの少しだけ購入してみました。

一部の初期投資家は売り逃げ、プロジェクト自体が新しく初期時の高いステーキング率からインカムゲインも見込んで買い集める層がいるかもしれないと感じてのってみました。

また、最低でも私募価格の1ALGO=0.05ドル以下にはならないだろうという考えもあります。

ダメそうなら売ります。

 

シルビオ・セルゲイなどの優秀な開発陣

アルゴランドの創設者は、コンピューターサイエンス分野のノーベル賞として知られる「チューリング賞」を受賞したマサセッチュ工科大学の教授であるシルビオ・ミカリ氏です。

 

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本日は匿名通貨であるZcashなどで使われている「ゼロ知識証明」について、具体例を挙げ、ざっくりと理解を重視した記事を書いてみたいと思います。

あのZcashなどで使われる「ゼロ知識証明」を発明した人物として暗号通貨界隈では有名です。

ミカリ氏は、アルゴランドで理論、セキュリティ、暗号金融を含むすべての研究を監督しています。

 

彼や暗号通貨に精通したメンバーが開発チームにいるため、その将来性は期待せざろう得ない所があります。

 

アルゴランド財団

ロックアップ期間を定めず、初期投資家の売り抜けを防げなかった事などで、現時点でアルゴランド財団は、既に多くの投資家達からの信頼を失っているという印象です。

 

ICOの売り方は誰でもいいから購入して下さいというような売り方でしたし、ICO割れからも買わなくて良かったと思っています。

 

そして、最近では、投資会社であるアルゴ・キャピタルのCTOのスマートフォンがハッキング被害を受け、2億円相当のUSDTとALGOが不正流出しています。

全額補償ということですが、まだ市場に出たばかりで、こんな管理状況で大丈夫なのか?という不安要素があります。

 

高いステーキング報酬

Algorandの魅力は、高いステーキング報酬です。

 

バイナンスでは預けているだけで年利12-14%の高い年利が予測されています。

(最低2ALGOから可能)

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売り圧

アルゴランド公式の「こちら」を見るとわかりますが、アルゴランドには返金ポリシーというものがあります。

これは、オークション形式での購入者が何らかの理由で購入に不満がある場合は、購入後1年間、アルゴを返済額の最大90%で返品することができるということです。

つまり、9割戻ってくることから今後5年のオークション購入者は暴落すれば取引所などの市場では売らず、返品要請するというわけです。

よって、取引所などで売られることがなく暴落を抑えることができます。

 

供給について

アルゴランドの供給について

上記で記載したようにまだ市場に出回っているALGOは少なく、オークション形式で5年かけて販売していくという特殊な形態を持っています。

そして、5年で約10億枚、以後、最大の29.6億枚までインフレを抑えながら増えていきます。

 

よって、毎年、多くのALGOが市場に出回るため、価格を維持できるのかという疑問があります。

例えば、いま1年目の4.29億枚ですが、3年目には倍の枚数となり8億枚を超えます。

2倍増えるということは、今のままだと価値は半分になります。

 

これだけ増えると、ALGOが世の中に広がっていかないと、いざ価値を上げてもオークションで安く購入できた人達が利益の出ているうちに売ってしまうという懸念はありますね。

 

価格チャート

 

Algorandの最新チャートは「こちら

 

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国内取引所で購入することはできません。

 

バイナンスは手数料も安く、対応も早い。

仮想通貨市場のアマゾンになりえる取引所です。

 

僕は初期時代からおススメしています。

 

ただし、現状で販売されているのは海外取引所です。

Algorand (アルゴランド)は日本円で購入することはできません。

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