仮想通貨イーサリアム(ETH)がPOWからPOSへ移行、32ETHほどのイーサリアムを所持していれば増えるように仕様変更が行なわれるようです。
イーサリアム、年内にもPOS移行へ
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2018年6月15日に行なわれた「Ethereum Core Devs Meeting 40」でイーサリアムがPOSに移行することが明らかになりました。
ETH(イーサリアム)の大幅なアップデート「Casper(キャスパー)」と「シャーディング」のアップグレードを組み合わせて、一度のハードフォークで行う可能性が浮上しています。
この「Casper(キャスパー)」によってイーサリアムがPOWからPOSへの変更することになっています。
つまり、これまでは電気代を消費しマイニングをして増やすPOWから持っているだけで増えるPOSに移行するということです。
ただし、1500ETHが必要だと言われていました。

イーサリアムがPOSに移行するのはまだ時間がかかる!?POW →POSに移行時に注目です
イーサリアムは将来POW(プルーフ・オブ・ステーク) →POS(プルーフ・オブ・ステーク)に移行されると言われています。 ところが、その実現には思った以上に時間がかかりそうです。
以前は上記事のようにPOWからPOSへの移行は時間がかかると言われていましたが、スマートコントラクトではなく、シャードと呼ばれるサイドチェーン上で稼働することにより移行が容易になるようです。
Casper(キャスパー)に注目!ETHがPOSへ!
Casper(キャスパー)について記載します。
Casper(キャスパー)とは?
Casperは、最終的にイーサリアムをProof of Stake(PoS)ブロックチェーン(別名Ethereum 2.0)に変換します。
イーサリアムは2015年夏にProof of Work(PoW)ブロックチェーンとして発売されましたが、開発者は既にステーキングモデルへの長期的な移行を計画していました。
移行が完了すると、マイニングはイーサリアムネットワークの一部ではなくなります。
現在まで、キャスパーCBC(コレクト・バイ・コンストラクション)とキャスパーFFG(フレンドリーファイナルガジェット)の2つの共同開発によりキャスパーの実装へと向かっています。
どちらのバージョンもイーサリアム向けに開発されていますが、キャスパーはPoSモデルであり、他のブロックチェーンネットワークでも採用および実装できます。
利点
CasperでPOSになる利点は、環境に優しい点です。

仮想通貨「イーサリアム」の発掘にはすでに小国一国分の電力が使われている
ネットの仮想通貨の代名詞であるビットコインに次ぐ規模を持つに至った「Ethereum(イーサリアム)」は、2017年前半から中盤にかけて価格の高騰が続いており、2017年初めには1ETH(イーサリアムの単位)と日本円のレートが1000円程度だったものが、2017年6月13日には一時的に5万円の大台を超える状況にもなって...
これまでのPOWのイーサリアムは小国1国分(キプロス)の電気を消費するくらいの電気代をかけてつくられていました。
今は更に電気代をかけてつくられています。
またセキュリティ面でも安心と言われています。
POSの通貨は特に51%攻撃に強さを見せています。
32ETH以上保有しているとETHが増える!?
注目すべき点は、POSに必要な保有量が32 ETH。
以前発表されていた条件(1500ETH)よりもPOSできる条件が楽になりました。
つまり、32ETH以上を持っているだけでETHが増えていく事になります。
POSになったETHに注目!
POSになった際のETHには注目しています。
特に電気代の殆どかからなくなったPOSのイーサリアムが今の価格を保っていられるのか?ということですね。
確かにイーサリアムの用途は増えてきました。
しかし、POWで国1つ分もの電力が使用されてつくられている事がイーサリムの価値を底上げしていたとも考えられます。
小国1国分の電気代をかけてつくられたETHが安価で生み出せるようになった時に市場がどう判断するか?非常に注目しています!

かにたま
開発が遅れているので2019年以降に実装されそうですが、注目ですね。
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