かにたま(https://twitter.com/kanitama7777777)です。
2020年のビットコインの半減期が終わり、過去の歴史や現在のアルトコインの値上がり具合を見て再び仮想通貨市場が盛り上がりを見せると予想している人もいるでしょう。
僕は2016年に暗号通貨(以下、仮想通貨)市場に参入しており、以前のビットコイン半減期後のバブルの始まりから終わりまでを経験しています。
そこで、本日は、過去の自分の失敗やいま落ち着いている段階で知っておきたい事や注意点を記事にすることにしました。
良かったらご覧ください。
※特にこれから仮想通貨市場に参入してきた方に参考にしてもらえると幸いです。
暗号通貨(仮想通貨)市場について
最近は株のような流れになってきていますが、株には株、仮想通貨には仮想通貨市場の独特な傾向があります。
ビットコイン半減期は転換期の歴史

過去、ビットコインはブロック報酬を約4年に1度半分にすることでインフレを抑えています。
そして、この時期が転換期になり底上げをしつつ価値を上げてきました。
報酬としてマイナーに与えられるビットコインの推移は以下のとおりです。
50(初期)→25(2012年11月)→12.5(2016年11月)→6.25BTC(2020年5月)です。
過去2回の報酬減のあった2012年と2016年。


そのビットコイン半減期後、仮想通貨市場は2年以内にバブルが起こっています。
2016年には約2万円代だった1BTCは、2018年1月には約240万までに達しました。
現在の状況、ビットコイン半減期後の傾向(2020年5月末)
2020年5月末の仮想通貨市場で見られる状況や傾向を記載します。
アルトコインの大幅上昇
ビットコインの半減期後、一部のアルトコインの上昇が目立ちます。
チャートはCMCより
例えば、その例としてカルダノのADAコインなどがあります。
グローバルチャートを見ると明らかですが、価格だけではなく出来高が急上昇しています。
最近のものにチャートを拡大すると、明白です。
ここ1~2か月で価格は2倍以上、出来高はバブル期並みになってきています。
ビットコインの上昇トレンドはまだ早い?
こうしてアルトコインの急騰を見ると、再び上昇期に突入してきたのかな?と思うかもしれません。

しかし、アルトコインはビットコイン次第であり、ビットコインを無視することはできません。
何故なら、ビットコインは仮想通貨全体の時価総額の約65%を占め、過去のアルトコインバブルの崩壊もビットコインの崩壊から始まりました。
現在、ビットコインの出来高の世界一、つまり、世界で最もビットコインが取引されている場所は当ブログでもおススメしているバイナンスです。
この取引所では総合的にサービスが素晴らしく、最近、他との違いを感じるのは額が大きくても出来高が高いために売買スピード早い点です。
盗まれた仮想通貨がよくバイナンスに送られるのもそのためでしょう。
すぐ売れることはでかいです。
さて、話はそれましたが、そのバイナンスのビットコインチャートを見てみましょう。
こちらはバイナンスのBTC/USDT(米ドル)チャートの月足です。
月足は長期的な転換を見る非常に良いものです。
※このチャートにある最後の緑の陽線は、2020年5月のもので現在は6月であり確定しています。
さて、現在、ビットコインは一部のメディアでは上昇トレンドに突入していると報じられていますが、僕はまだそうであるとは思っていません。
確かに上チャートで黄緑のラインで引けば上抜けしていますが、2018年のバブルのピークのヒゲ部分からの青いラインで引くとまだ上抜けていません。
本当に上昇期に差し掛かるのは、1万ドルを大きく超えてからからだと感じています。
現在はその攻防ラインかと思います。
ここを大きく上抜けると、長期的なチャートで上抜けるわけですから本当の上昇トレンドに差し掛かると予想しています。
所持して増やせるステーキングが主流に

ステーキングという言葉をご存じでしょうか?
ステーキングとは、ブロックチェーンネットワークの運用をサポートするために、暗号通貨ウォレットに資金を保持するプロセスです。
別の言葉でわかりやすくいいかえると、ステーキングは、そこに資金を預けて保持(持っている)するだけで毎月の報酬と配布を受け取り資金を増やすことができます。
現在、これらのステーキング銘柄が大きく上昇しています。

エイダコイン(カルダノ)はその典型です。

また今年大きく飛躍しているテゾス(Tezos)もステーキング銘柄です。
日本では馴染みのないテゾスですが、ステーキング比率が非常に高いことが特徴です。
一例として海外取引所のKucoinでの比率を見てみましょう。

ここは以前日本向けサービスを終了していますが、現在は普通に利用できます。。。
Kucoinは、coingekoでも信用度は最高クラスと評価されているまともな取引所です。
僕も日本のサービス停止前は良く使っていて好きな取引所でした。
Kucoinに90日預けることで何と約14%弱も増えるステーキング比率でした。
バイナンスでもテゾスのステーキング比率は通常(取引所に置いておくだけで勝手に増える状態)でも6~7%ほどあり、他のコインに比べると高いほうです。

以前、バフェットが仮想通貨に投資しない理由の1つとして金同様に何も生まない(持っていても配当などがない)という理由があります。
ビットコインやアルトコインの使い道がなく、まだ価格が安定しない現状であれば、新しい仮想通貨がもらえる点で持っていて増える仮想通貨を所持しておこう(購入しよう)という心理が働くのも不思議ではありません。
このようにADAやTezosなど金利がもらえるステーキング銘柄に人気出てきているのが現状です。
初心者必見!2020年以降の仮想通貨市場の盛りあがりへ注意点など
過去の傾向、初心者がはまりがちな注意すべき事柄について記載します。
注目されている銘柄はすでに投資時期は終わっている
バブル期が来ると特定の銘柄が大きく注目されます。
短期的にはのっかかるのもアリだと思いますが、注目されてから、特に価格が大きく上昇している段階での投資は非常に危険です。

そういったものはインフルエンサー等に注目されますので、チェックしておくと良いでしょう。
バブル期に彼らが騒ぎ始めた銘柄は短期的に伸びますが、長期的には大きく落ちます。
今の時期(2020年5月)ならともかく、バブル期には要注意です。
これはインフルエンサーが悪いというわけではなく、その影響力から皆が注目してしまうからこそ起こる現象です。そもそも皆が注目しているものがずっと上がり続けているなら皆が成功して大金持ちになっています。

世界一人を稼がせたレイ・ダリオが述べているように本能と逆、つまり、本能に従わず、人と違うことをしなければ大きく資金を増やすことは難しいと思います。
現在、株式は口座開設数が大幅に上昇、金などの投資も盛んになっています。
しかし、仮想通貨市場は落ち着いていることからチャンスがあると感じています。
仮想通貨での利益を確保
現時点でのアルトコインの上昇をみて、次のバブル崩壊時期も仮想通貨は大きく下落すると予測しています。
現在、いくつかのアルトコインはビックリするほど上昇していますが、その説明をあなたはできますか?
仮想通貨は投機的な側面もあるために必要以上に上昇したり下落もします。
よって、利益を確保しておくことは重要かと思います。
「もっと上がるかもしれない!」「好きな通貨は売りたくない!」という気持ちはわかります。
しかし、これは大きな誤りだと感じました。
歴史の多くの賢人たちの格言「利食い千人力」「感情は不要」などという名言をバブル時代を得て痛感しています。
ずっと上がり続ける通貨はありませんし、思い入れのある通貨なら高い段階で1度売って、再び安くなったらその通貨を購入すれば更に保有量を増やすことができるわけです。
そして、資産を増やすことでより大きな投資が可能になり、仮想通貨への投資だけではなく、世の中に貢献できます。

ちなみに利益確保の時期ですが、あなたが決めていないのであれば個人的には本田静六の2倍になったものを半分売却するというスタイルは良いと思います。
ちなみに僕も偶然にも元金を確保したら1度は売る静六に似たスタイルでした!
確かにこのスタイルだと更に大きく上昇すれば利益は減りますが、暴落してもタダ通貨なので精神的にめちゃくちゃ楽になります。

その他では、中~長期的にはビットコインが以前のバブル240万円を超えたら確保するという方法を当ブログではおススメしています。
仮想通貨はいきすぎる傾向が未だにあります。
次のバブルで仮に1BTC400万を超えたらバブル期だと感じています。
この時期には1度は利益を確保することを推奨します。
税金分の日本円の確保

日本の仮想通貨の税金は「雑所得」

大きく利益をあげても半分以上は税金で持っていかれます。
もうかっても税金で破産する可能性もあるので、利益の半分の日本円は必ず確保しておきましょう!
仮想通貨で大きく利益が出ても、その利益を別のものに全つっこみすることは危険です。
税金の高さだけではなく、株などと損益通算できない点も注意です。
例えば、仮想通貨で10億、株で8億損をしても損益通算ができず、プラス分の2億円に税金がかかるわけではなく、仮想通貨の10億から税金がかかります。
つまり、税金は5億円以上払うことになります。
だからこそ、利益の半分の日本円は確保しておきたいと述べています。
取引所に大きな資金は預けない
「仮想通貨取引所に大きな資金を預けてはいけない」
過去の仮想通貨の先行者達の金言です。
僕は、過去の仮想通貨投資家の情報でこれが1番に役立ったと思っています。
仮想通貨取引所はインターネットで取引するため、コールドウォレットに資金を入れていても、どうしてもオンラインに繋ぐ必要があります。
また多くの資金が集まっているため、どうしてもハッカーなどから狙われやすいのも事実です。
いま取引所のステーキングなどで儲かっている人もいるとは思いますが、全てを突っ込まずに分散、ないし自分で保有されることも推奨します。
ただし、自己管理ということでパスワード等を管理は複数で行うことを推奨します。
例えばスマホ1つだけに情報を入れて置いて無くしたり壊れたら元も子もありません。
必ず複数で管理しましょう。
仮想通貨取引所の管理体制も良くなってはいますが完全ではありません。
「仮想通貨取引所に大きな資金を預けてはいけない」
僕が過去の先行者達からの非常に役に立ったアドバイスであり、今度は僕からも新しい仮想通貨投資家達に残しておきたい言葉です。


好景気特有の詐欺に注意
市場の景気が良くなると財布のヒモが緩くなり、気も緩みがちです。
いまステーキングが主流であり、新しい団体や取引所が魅力的な高いステーキング率で人を集めています。
ビットコインで年利14%の所などもあります・・・。
しかし、冷静に考えて景気が良い時ならまだしも現在、コロナで大企業ですらいくつか潰れている中、この年利を払い続けることができるのか?ということです。
上場企業でも配当を無くしたり、下げたりしています。
変動制ならまだしも常に払い続けるような高金利の所は非常に危険だと感じています。
今後、すでにパラパラと出始めていますが、高い金利をうたった新しいステーキングサービスの詐欺が出てくると予想しています。
十二分にご注意ください。
個人的には、次のバブル期には、大きな投資はしないことを推奨します。
バブル期にのっかかっているだけで彼らにプロジェクトの情熱はないでしょう。
以前のバブル期には耳障りのよいだけの多くの糞プロジェクトを見てきました。
具体的には、過去の最高値である1BTC240万を超えたあたり頃から、辞めた方が良いと思います。

分散(仮想通貨以外も考える)
投資先は何も仮想通貨市場だけではありません。
確かに市場が小さい新しい金融商品であることから魅力的ですが、それゆえ不安定で行き過ぎてしまうことも多々あります。
また、シナリオとは違い、仮想通貨市場が盛り上がらない可能性もあります。
そういった意味でも少額ならまだしもある程度の資金が集まってからの分散は頭の中に入れて置くと良いでしょう。
また、特に日本では仮想通貨は「雑所得」であり、税金が高すぎます。
株は分離課税でどんなにも利益が出ても約20%ほどで済みます。
そういった意味でも株式なども学んでおくと良いと思います。
最後に
これから再び仮想通貨市場は盛り上がりを見せると僕は感じていますが、本当にそうなるかはわかりません。
しかし、投資を行う上で盛り上がっていない可能性のある分野に目を向けることは重要であると感じています。
また、盛りあがりの欠ける落ち着いた今だからこそ、本日記事にした特に注意点に関しては気に留めてもらえると嬉しく思います。
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