2017年、9月末までにビットコインは5回の暴落を経験しています。
その度にバブル崩壊とも言われていました。
そこで、本日はその5回の暴落時に何が起きたのか振り返ってみようと思います。
良かったらご覧下さい。
2017年、9月末までに5回の暴落を経験しているビットコイン

BTC/JPYの週足チャートです。
2017年度、ビットコインは9月末までに5回ほど暴落しています。
2017年度、9月末までの暴落が起こった理由
1、2017年1月
まずは2017年1月5日です。中国の資本金の海外逃避に神経をとがらせる中国の通貨当局が規制を強めたことで、5日の上海外国為替市場で人民元が大幅に上昇し、中国人がビットコインから人民元を買い戻したために起こったとされています。
また、中国の仮想通貨取引所では取引制限が起こりました。
この頃から中国のビットコインに対する規制が目に見える形で始まりましたね。
2、2017年3月
ビットコインのETF(上場投資信託)が否決され暴落しました。上場かどうか決まる直前までETFが可決されると期待されていてビットコインは急激な上昇を見せていました。
結果、否決となり失望売りによる下落となりましたね。
この失望売りで1BTC152232円→98570円まで下落しました。ETF(上場投資信託)が可決されますと、機関投資家が入ってきます。
つまり、大きなお金が仮想通貨市場に入ってくるので価値はまず上がるでしょう。
元JPモルガンのトム・リーさんによると、ビットコインETFの登場による機関投資家の参戦で、「ビットコイン価格は2018年の中頃までに6000ドル(+50%)、いまから5年後には25000ドル(+525%)になる」と主張しています。

なお、このETFで上場を目指した人物はウィンクルボス兄弟と呼ばれています。ビットコインをやすい時に大量に投資したビットコイン長者でもあり、Facebookの創設者であるマイク・ザッカーバークさんと衝突があったことでも有名です。
ビットコインのETFは否決されたもののETFへの動きは止まっておらず、少しずつ実現に向かって進んでいっています。
3、2017年5月末
ビットコインの分裂問題の話題がチラチラ出てきたのと3月末からの仮想通貨のありえなくらいの伸びによる調整かと思われます。
アルトコインはネムなど100倍近く伸びた通貨もありました。
仮想通貨のバブルがはじけたとは、今年は何度も言われていますが、これが1番バブルがはじけたと言えるのではないのでしょうか。
突然、大きく下落した感じでしたね。
コインチェック銘柄ですと、ETH,ETC,FCT,REP,XEM,XRP,ZECがこの時期に今年の価格のピークを迎えています。
4、2017年7月
ビットコイン分裂問題で不安が広がりました。実際、ビットコインは分岐し、ビットコインとビットコインキャッシュの2つのビットコインになりました。
5、2017年9月
中国の取引所でビットコインの取引の一時停止、また中国にてICOが全面禁止になりました。

さらにJPモルガンのCEOが「ビットコインは詐欺」などと発言し、追い討ちをかけるように下落しました。最大で1BTC56.5万→30万ほどまで落ちました。
最後に
こうして長期チャートで見てみると、下落は約2~3ヶ月で起こる定期イベントみたいな感じになっています。
今年だけに限っていえば、週足チャートの200日線(水色の線)付近で購入すればうまく行く感じになっていますね。
もちろん、今後、200日線を大きく割ることはあるかもしれませんが、成長痛だと思って今後の未来に期待したいと思います。
個人的にビットコインは掘れなくなる2140年頃が非常に楽しみにしている通貨です。
1枚たりとも通貨が増えなくなった際、どのような事が起こるのか見られたら楽しそうです。
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