仮想通貨のPOSマイニングで通貨発行権を持つと考え方が変わってきました

採掘のイラストその他・雑記
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最近、草コインのXPのマイニングを体験しています。

通貨を生み出せる通貨発行権を持つと考え方が変わってきたので、記事にしてみたいと思います。

 

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コストをかけずに楽にお金を生み出せる凄さを体験すると・・・

僕たちは法廷通貨をお金を生み出すことはできませんが、仮想通貨なら個人でも生み出せます。実際にマイニングをして見るとわかりますが、最初の設定に苦労するだけで、基本的には機械任せでメンテナンスをするくらい、後は、電源をつけておけば勝手に機械がお金を増やしてくれます。POS通貨に関しては、ビットコインなどのように電気代もかからず(※)、ほぼ利益になります。

※売買がほとんどない超安価な通貨なら電気代の方がかかるかもしれません。

※マイニングにも税金がかかります。


 

最近、POSマイニング(鋳造)をしていて、この楽さを知ると「通貨発行権を独占って凄いな」と思うようになりました。

 

現在、日本では、通貨発行権を独占している所があります。

そう国です。

 

zuuonline.com

正確には、日本円が生み出せるのは国の銀行である日本銀行(日銀)のみです。

ちなみに1万円を生み出すのにかかるコストは約20円です。つまり、1万円1枚で、残りの9980円は国の利益になります。国が発行すればするほど独占的な利益が出る日本円を僕たちは信頼して利用しているというわけです。

 

 

最終的に1番使われる仮想通貨は既存のものではないのかもしれない

POW、POS、POI、POBとは?その違いは?
仮想通貨について調べていると、POW、POS、POIなどの英語がよく見られます。 これらを「分散合意形成アルゴリズム(コンセンサスアルゴリズム)」と呼ばれています。 何のこっちゃという話だったので、これらについて調べてみました。
イーサリアムがPOSに移行するのはまだ時間がかかる!?POW →POSに移行時に注目です
イーサリアムは将来POW(プルーフ・オブ・ステーク) →POS(プルーフ・オブ・ステーク)に移行されると言われています。 ところが、その実現には思った以上に時間がかかりそうです。

現在の仮想通貨の主な仕組みはビットコインなどのPOWや、これからイーサリアムが移行するとされているPOSの仕組みです。

 

ビットコイン等のPOWは最初の安いうちは良いのですが、高くなれば高くなるほど電気代などの敷居があがり、一般人が採掘できるレベルではなくなっていきます。結果、ビットコイン政治を見るとわかりますが、1部のマイナーのみが新しいビットコインを生み出すことができなくなり、彼らの発言等で大きく価格変動するようになりました。

 

ジハンウー

大手マイナーのリーダーである、このブログでお馴染みのジハンさん等が良い例です。ジハンさんの会社のマイニング機械が爆発的にヒットし、殆どの人がビットコインのマイニングで使うようになった(約7割)こともあり、今では大きな力を持っています。

また、POWは電気代も去ることながら、価値を上げるほど敷居が高くなり、通貨発行権が無くなるという欠点もあります。典型例ではモナーコインです。急激な価格上昇により、もはや一般人では、まともな採掘は難しくなっています。

ただし、価値を上げれば上げるほど電気代等がかかる、つまり、生み出すのにお金をかけているので値を下げにくいデジタル通貨とも言われています。これはほとんど同じコストでつくれる日本円などとは違う仕組みです。

 

SBIさんがビットコインキャッシュのシェアを伸ばそうと考えているようですが、もし、このままBCHが伸びてシェアも30%まで上げることができれば、SBIさんはBCH政治面でも大きな力を持つことになります。

 

 

続いてはPOS通貨です。

これは基本的に持っているだけで、その通貨を増やせるという仕組みです。

 

ETH創設者

イーサリアムはPOW⇒POSになると言われていますが、この判断は先を考えると良い判断だと感じています。確かに電気代のかかるデジタル貨幣ではなくなり、移行時点での価値は落ちるかもしれませんが、差があるとはいえ、POS方式だと誰でも増やせるという点では大きいなと思っています。

 

www.bloomberg.co.jp

後は環境などにも良いです。既に問題になっていますが、今後、価値のあるPOW通貨が増えると大問題になるでしょう。

 

ただ、POSは持っていれば持っているほど通貨が増やしやすく、持たざるものと差がつきやすくなると言われています。

 

例として、仮にXPという通貨があり、僕が100XP、ジハンさんが10000XPを持っていて、同じ間隔で1%増やせるとしましょう。

 

ジハンさん10000XP

ジハンウー

1%増えると100XP増える。生活費で10XP使っても90XP残る。次は10090XPの1%増える。以後、繰り返しでXPを増やしながら生活ができる。

 

かにたま100XP

かにたま

1%増えると1XP増える。生活費で1XP使ったら0になる。次も100XPの1%の1XP増えるが、再び生活費で消える。以後、繰り返し。ジハンさんの生活費の1/10にも関わらず、XPは増えない。

持つものジハンさん(10000XP)と、持たざるものの僕かにたま(100XP)で比較してみて、ジハンさんが僕の生活費の10倍お金を使っているにもかかわらず、ジハンさんは資産をどんどん増やしていけます。一方、僕は生活費を抑えないと全く増えません。

このようにPOS通貨は、元手が大きくものを言います。ETHの場合は、今の所、発行枚数無制限ですので永久にこの仕組みが続きます。ゆえに、ETHを大量に集めることで不労所得も可能になりますので、集中的に集めている方もいるでしょう。

ただ、この仕組みに気がつくと新しい人が買いづらいでしょうし、ETCも前のハードフォークで無制限⇒発行枚数制限に変更されました。ETHの生みの親の天才ブテリンさんならETCのように発行枚数の制限をかけてくるか、何か対策があるだろうと感じています。

 

個人的には、NEMのPCに負荷がなく誰でもできるハーベストの仕組みも好きなのですが、10000NEM、現在の価格だと70万円以上ないとNEMが1枚も増やすことができないです。また、10000くらいではハーベストをしても殆ど増えず、コインチェックさんで貸仮想通貨して金利を得た方が増えています。もっとも、このNEMも今年で急激に価値を上げたので、今後、何か変更などがあるのかもしれません。

 

僕も所持しているZaifトークンやReppleのように、最初から全て配布されているものがあります。こういう配布済の通貨は、最初に大量に持っている会社・人等に左右されやすいのも事実です。

 

結局、価値を上げれば上げるほど通貨発行権を持つ事が一般人には難しくなったり、差がつきやすいというわけです。これはビットコインのような規模になると、他通貨も顕著に出てくるでしょうね。

 

ただ、仮想通貨の場合は、国1つの超独占的ではなく通貨発行権が分散されているのが良いなと思っています。また、ビットコインも2040年頃にはマイニングが終わり、ビットコインが掘れなくなるのでマイナーに依存しなくなります。POS通貨も発行枚数制限があれば、制限に達すると持つものと持たざるものの差がなくなっていきます。トークン等もロックアップ等で多少の対策できます。

 

とはいえ、現状の仮想通貨はどれも問題を抱えており、価格が上がっても、枚数によらず差がつきにくく、誰もが簡単に通貨発行権を持てる通貨などが出てくると、一気に地位を確立するかもしれないと感じています。

もしも、そんな通貨がビットコインのマイナー政治が終わる、つまり、ビットコインが全く掘れなくなる2040年頃までにでてくれば、僕がそれに投じる可能性は高いです。

 

 

通貨を生み出す経験をしてみて

POSマイニングを経験し、自分が通貨発行権を持つことでわかりましたが、その費用対効果から、この通貨発行権が独占となるとヤバイことになるな、と思いました。そして、その独占権を持つ国の発行したお金を国民全員が使うなら、国が力を持つのは当たり前だろうなとも思いました。

それにしても、僕たちは何で国の通貨を使うようになったんでしょうね?昔は、物々交換をしていて、価値を計るものがなく、面倒だから共通で使えるお金をつくったそうですが、どうしてたった1つが独占している通貨を僕たちは使わなければいけなくなったんでしょうか?僕は国民を統治したことがないのでわかりませんが、ここまでしないと統治できないものなのでしょうか?

「両替しなくても、どの通貨でも使える国って無いのかな?」

仮想通貨のPOSマイニングで、こんな事を考えさせてくれました。

 

 

通貨発行権を持つ体験をすると面白い!

日本円を発行することは犯罪ですが、仮想通貨なら発行権利は誰でもあります。

 

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かにたまです。 星の数ほどある仮想通貨から日本の国内の金融庁認可の取引所にある取引所の仮想通貨、つまり、日本で認められている仮想通貨の1つである「カウンターパーティ(XCP)」に関して記事にしたいと思います。 カウンターパーティ(XCP...

POSマイニングだけではなく、カウンターパーティで自分のトークンをつくるなど、何でも良いので通貨発行権を持ってみると面白いですよ。

 

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