本日は、ビットコインの単位について書いていきます。
ビットコインで使われている単位や、1Satoshiは日本円でいくらなのか?
そして、Satoshi以外でもビットコインで使われている単位は1つではなく、複数あることに驚くと思います。
良かったらご覧ください。
ビットコインで使われている単位
ビットコインで使用されている単位を以下に記載していきます。
BTC以外にも単位は色々とありますよっ!
BTC
ビットコインの通貨単位は「BTC」です。
よって、一般的にはBTCが使用されています。
日本のお金が「円」、アメリカのお金が「ドル」と呼ばれているように、ビットコインは「ビットコイン」「ビーティーシー」等と呼ばれています。
ビットコインの基本的な単位は、この「BTC」で表示されます。
mBTC
ビットコインの補助単位です。
mBTCは「ミリビットコイン」「ミリビーティーシー」等と呼ばれています。
単位が1BTCしか無いと、その金額がどれくらいかをひと目で判断することができず不便ということで通貨の単位を分割してやり取りしやすいようにされました。
「mBTC(ミリビットコイン)」もそのうちのひとつで、「1000分の1」を表す「m(ミリ)」をつけて表現しています。
1 BTC = 1,000 mBTC
1mBTC=0.001BTC
μBTC
ビットコインの補助単位です。
μBTCは「マイクロビットコイン」「マイクロビーティーシー」等と呼ばれています。
この単位もマイクロ単位で分割してやり取りしやすいようにされました。
「μBTC(ミリビットコイン)」もそのうちのひとつで、「100万分の1」を表す「μ(マイクロ)」をつけて表現しています。
なお別名で「bits」とも呼ばれています。
1 BTC = 1,000,000 μBTC
1μBTC=0.000001BTC
1μBTC=1bits
satoshi
ビットコインの補助単位です。
satoshiは「サトシ」と呼ばれており、ビットコインの生みの親であるサトシナカモトから名付けられました。
satoshiは「1億分の1」を表現しています。
非常に細かい単位になっています。
なお、ビットコインは、現状では1回あたりの取引量が546Satoshiを下回る取引を承認していません。よって、1Satoshiからの取引はできないようになっています。
この承認されていない取引量は「Dust(=ごみ)」と呼ばれています。
1BTC=100,000,000Satoshi
1Satoshi=0.00000001BTC
XBT
ビットコインの通貨単位のことです。BTC が一般的ですが、XBT という単位も使用されることがあります。由来はISO4217(※)で定められた通貨コードで、特定の国籍に依存しない場合に先頭に 「X 」を付けることからきています。
(※)ISO4217は、国際標準の1つの規格であり、各国あるいは各地域の通貨の名前を3文字のコードで記述されています。例えば、日本円はJPY、アメリカドルはUSDで表示されます。
3文字と特定の国籍に依存しない場合に先頭に 「X 」を付ける決まりのために「XBT」と表現されています。
XBT=BTC
どうしてこんなに単位の種類があるの?
結論から述べると、ビットコインがどんどん値を上げていて高く見えるからです。

例えば、現在のトップ5通貨は以下のように表示されています。
1ETH=22080.05
1XRP=30.53
1BCH=47095.34
1EOS=546.38
ビットコイン(BTC)が価値をあげすぎて、ビットコインだけが小数点表記がされていない状態です。
価格を比較すると明らかですが、ビットコインが高く見えませんか?
このようにビットコイン以外の他の仮想通貨が安く見えてしまいミスリードが起こりやすいという問題になっています。

今年、標準表記をBTCからμBTCであるBits(ビット)へ変更するのがいいのではないかという提案も出されており、採用されればビットコインの価格も1BTC=70万円から1Bits=0.70円というように表示されるようになります。
また、XBTの単位が存在するのは、国際的に通貨として認められた証拠でもあります。
1satoshiは日本円でいくら?
1satoshi(サトシ)の日本円の価格を計算します。
1BTC=701453円
1Satoshi=0.00000001BTC
現在の1satoshiは日本円で表示すると上記(2018年9月18日の段階)から、この値段になります。
1satoshi=0.00000001×701453=0.00701453円
このように1Satoshiは0.01円にもなりません。
例えば
・1BTC10万円なら0.001satoshi
・1BTC100万円なら0.01satoshi
・1BTC1000万円なら0.1satoshi
になります。
桁の多さに計算ミスしそうになりますね。
ビットコインの発行枚数上限は2100万枚ではあるが・・・

ビットコインの発行枚数上限は2100万枚。
約2140年には発行枚数上限の2100万枚に到達します。
しかし、1satoshiが1ビットコインの1億分の1であるように細分化できます。
よって、実際は2100万枚×1億=2100兆枚あることと同じことなのです。
ビットコインに限らず、仮想通貨は細分化できます。
そして、仮想通貨の銘柄によって最小単位は違います。

例えば、時価総額2位の仮想通貨イーサリアム(ETH)の最小単位はWei。
1Wei=0.000000000000000001(100京分の1)ETHです。

よって、枚数を意識するのではなく、1satoshiのような最小単位を意識してみて下さい。
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